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FP2級は、独学でも十分合格できる試験です。
私自身も市販のテキストと問題集だけで、2級を一発合格しました。

3級より難易度が上がりますが、教材選びと勉強の進め方を工夫すれば、独学で十分合格を狙えます!
この記事では、私が実際に使って合格できたテキストと問題集を紹介します。どれを選べばいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1級FPライター
イシダ
FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定
3級から2級で何が変わるか
FP2級は、3級と比べて試験の「問い方」が大きく変わります。
同じ知識を問う問題でも、2級になると正確さと広さの両方が求められるようになります。
実際に、同じ「地震保険料控除」を題材にした問題を比べてみましょう。
例:3級の問題

3級はこちら
(問48)所得税において、個人が支払う地震保険の保険料に係る地震保険料控除は、原則として、(①)を限度として年間支払保険料の(②)が控除額となる。
1.①5万円 ②全額
2.①5万円 ②2分の1相当額
3.①10万円 ②2分の1相当額
(出典)日本 FP 協会 3 級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2025年5月公表分
正解:1

3択なんだね
地震保険料控除の数字を何個か覚えていれば解けそう
例:2級の問題

次は2級です
こちらは実技になります
(問22)所得税に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、適切なものは○、不適切なものは×を選択しなさい。
(ア)地震保険料控除の金額は、最高4万円である。
(イ)医療費控除は、納税者本人のために支払った医療費が対象となり、生計を一にする配偶者およびその他の親族のために支払った医療費は対象とならない。
(ウ)基礎控除の金額は、納税者本人の合計所得金額にかかわらず48万円である。
(エ)ふるさと納税をしたことにより適用を受けることができる寄附金控除は、所得控除である。
(出典)日本 FP 協会 2 級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務)2025年5月公表分
正解:ア→✕、イ→✕、ウ→✕、エ→◯

地震保険料控除だけじゃなくて、医療費控除や基礎控除まで出てる!

複数の制度をまとめて問われるパターンもあれば、ひとつの制度をより深く掘り下げるパターンもあるよ
【2級と3級の違い】
- 問題の選択肢が基本的に4択になる(3級は2択または3択)
- 複数の制度をまたいだ知識が必要になる問題がある
- ひとつの制度について、より正確な数字や深い理解が問われる問題がある

3級は「なんとなくこのくらいの数字だろう」といった、常識や感覚でいける問題があったと思いますが、2級ではそれが通用しなくなってきます
知識を確実に定着させながら、早めに問題演習に慣れることがポイントです!
独学合格を目指すメリット
FP2級の受験を考えたとき、難易度が上がる分、専門学校や通信講座を検討する方もいるかもしれません。しかし、市販のテキストを活用した独学には、大きなメリットが3つあります。
費用が安い
専門学校や通信講座では数万円の受講料がかかることが多いですが、独学なら教科書・問題集・予想問題集まで含めて数千円で揃えられます。2級になっても、コスパの面では独学が圧倒的です。

コスパがいいのは嬉しい!
優良な教材が増えた
FP試験は今や超人気資格であり、2級向けの市販教材も種類が豊富です。合格に必要な内容が網羅された優良なテキストを選べば、低コストで効率よく学習を進められます。

2級は3級に次いで受験者数が多く、質の高い教材がしっかり揃っていますよ
手元に残る
市販のテキストは試験後もそのまま手元に残るため、仕事やプライベートでの調べ物に使えます。2級の内容は実務に直結する知識が多いため、合格後も長く活用できる一冊を選んでおいて損はありません。

2級になると内容も濃くなるから、手元に残る価値がさらに上がりそうだね

そうだね
保険や税金、不動産や相続のことなど、仕事でもプライベートでも使える知識がぎっしり詰まっているよ
独学合格のテキスト選びのポイント
FP2級のテキストを選ぶ際に、押さえておきたいポイントが3つあります。
合格レベルの教科書を選ぶ
わかりやすさを重視した入門向けの教材は2級にも存在しますが、「わかりやすいけれど試験レベルに達していない」テキストには注意が必要です。

合格レベルの教科書は、必ず厚みも価格もそれなりのものになります!
2級は3級より出題範囲が広く、問われる知識の深さも増します。合格を目指すなら、2級レベルにしっかり対応した教科書を選ぶことが大切です。
1級まで目指すなら、シリーズを統一する
将来的にFP1級まで目指すなら、テキストのシリーズを統一することをおすすめします。上位の級になるほど教材の質に差が出やすく、「2級まではわかりやすかったのに1級は説明文だらけ」ということにならないよう、1級まで対応しているシリーズかどうかをあわせて確認しておきましょう。

2級のテキストを選ぶときに、1級まで確認しておくんだね

あとから変えると地味にペースが乱れるから、ここで確認しておくと安心だよ
信頼できる教材を選ぶ
2級になると出題範囲がさらに広がり、正確な教科書を作るには出版社のノウハウと資金力がより重要になります。限られた勉強時間を有効に使うためにも、知名度や実績のある出版社の教材を選ぶことをおすすめします。

それでも専門学校や通信講座を利用するより、大幅に費用を抑えられます
FP2級独学合格におすすめの教科書と問題集
それでは、3級から1級まで独学で一発合格した私が、自信を持っておすすめする教科書と問題集を紹介します。
2級もこれでOK!おすすめの教科書と問題集
FP2級でも、私が自信を持っておすすめするのはTACの「みんなが欲しかった」シリーズです。説明がシンプルで、図解や表が多く使われており、難しい単元もゼロからストレスなく理解できるようになっています。
表紙の色が、カラーベースなのが教科書、白色ベースなのが問題集になります。

合格にちょうどよい量の情報がわかりやすくまとまっているので、ストレスなく学習を進められますよ
1級まで使い続けられるシリーズ
「みんなが欲しかった」シリーズは、1級になっても質の高さが変わりません。図解を使った読みやすさがキープされており、途中でシリーズを変える心配がないのが大きな強みです。

2級で選んだシリーズを、そのまま1級まで使い続けられるんだね

上位級になっても質が落ちないシリーズを選んでおくと、あとあと楽だよ
問題集との併用がより重要な理由
FP2級は3級よりも出題頻度も難易度も上がっているため、合格ラインに到達するまで100時間から150時間ほどかかると思います。

3級より勉強時間がかなり増えるんだね

そうだよ。だからこそ、効率よく進める工夫が大切になってくるんだ
教科書だけを漠然と読んでいると飽きてしまいがちです。教科書と問題集を単元ごとに往復しながら進めることで、問われやすいところを中心に疑問を解消しながら効率よく学習できます。

3級のときより「問題集との併用」がより重要になるのが2級です!
早めに問題演習に慣れることを意識してみてください
法改正対策と予想問題集
2級は出題範囲が広いため、勉強期間も長くなりがちです。そこで注意したいのが法改正への対応です。
FP試験の基準とする法令は、毎年6月1日に更新され、改正点はねらわれやすくなります。
例:試験日が2026年6月~2027年5月末→法令基準日は2026年4月1日

せっかく勉強したのに、法改正を知らなかったせいで点数が取れなかった、なんてことになりたくないね
そこでおすすめなのが、予想問題集の「あてるシリーズ」です。
このシリーズは全3回分の予想問題で作られた模試であり、最新の試験に合わせて問題が更新されます。
「◯年度(あるいは◯年~◯年)試験をあてる」のように法改正に合わせて更新されるため、目標の受験日が決まったら購入するとよいでしょう。

私はこの問題集のおかげで、体感的に10点〜20点ほど底上げできたと感じています
的中実績を見れば、おすすめする理由がきっと伝わると思いますよ
的中実績は問題集を開いてすぐのページに掲載されています。PCであればAmazonの「試し読み」機能でも確認できます。

試し読みで確認できるなら、買う前にチェックできるね!
まとめ
FP2級は、正しい教材と勉強の進め方を選べば独学で十分合格できる試験です。
3級と比べて問われる知識の広さと深さが増すぶん、教材選びと問題演習への早めの取り組みがより重要になります。

「みんなが欲しかった」で知識を固めて、「あてる」で法改正対策をする
この組み合わせは2級でも鉄板です!
また、1級まで目指すなら、2級の時点でシリーズを統一しておくことで、あとあとの学習をスムーズに進められます。
ぜひご自身に合った一冊を見つけて、合格を目指してください。

