AFP資格は意味ない?FP資格をもっと活かしたい人が登録すべき理由を1級FP技能士が解説

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「FP2級に合格したあと、AFP資格を登録する意味って何かあるの?」

こんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

独占業務があるわけでもないのに、会費の支払いも必要になる。

気軽に登録できない気持ちはよくわかります。

しかし、AFP資格は目的によってはかなり価値のある資格です。

この記事では、AFP登録をするメリットや、登録にベストなタイミングを解説します。

この記事を書いた人

1級FPライター

イシダ

プロフィール

FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定

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AFPとはFP協会が認定する資格

AFPは、日本FP協会が独自に認定する資格であり、Affiliated Financial Plannerの略(直訳すると「提携FP」)となります。

国家検定であるFP技能士(1〜3級)とは、制度上の根拠が異なるものです。

FP技能士は厚労省が所管する技能検定制度の1種です

一方でAFPは、日本FP協会が定めた基準をクリアした人に与えられる、協会独自の認定資格制度になります。

FP◯級とAFPは、別物なんだね

ただし、AFPはFP技能士と無関係というわけではありません。

AFP登録には、FP2級への合格が必要です。

AFPは、FP2級という国家検定の合格を土台にしながら、さらに認定研修を修了することで与えられる資格になります

AFPのほうが上ってこと?

完全な上位というより、協会が認定する別ラインの資格だよ。ただFP2級の合格が前提になるから、持っている人への印象は2級より上になりやすいね

また、AFPはCFP資格への入り口でもあります。

CFPは、Certified Financial Plannersの略(直訳すると「認定FP」)であり、米国や中国など世界20カ国を超える国で導入されている国際的なFPの認定制度となります。

日本では、日本FP協会のみがその認定機関であり、受験資格は「AFP認定者であること」のみです。

「AFPでおしまい」じゃなくて、AFP→CFPという上位資格へのステップが協会で設けられているんだね

AFPが意味ないと言われる2つの理由

AFPが意味ないと言われる理由は、大きく2つあります。

独占業務がない

資格を取る理由のひとつに、独立や開業のしやすさがあります。独占業務がある資格は、その業務を行うために資格が必須となるため、資格があることで仕事を得やすくなります。

その点でいえば、AFPCFP、FP◯級はいずれも独占業務がなく、独立に有利とは言いにくいのが正直なところです。

ただ、FP資格はお金のアドバイザーとしての知名度の高さは抜群!

その点ではかなり強い資格といえるよ

資格の維持にコストがかかる

AFPを名乗るには、合格後に日本FP協会への入会と資格登録手続きが必要です。

FP技能士は合格すればそのまま名乗れますが、AFPはこの手続きをしなければ名乗れません。

その際には入会金がかかり、その後もFP会員として年会費を支払う必要があります。

・入会金:10,000円(入会時のみ)
・年会費:12,000円(毎年)

加えて、AFPには2年に1回の更新手続きが必要で、更新のための継続教育単位の取得にも費用がかかります。

年会費12,000円の支払いに、2年に一度の更新手続きかあ…

何か得られるものがないと、ちょっともったいないね

そうなんだ

「どう活かすか」を決めないまま登録すると、意味のない出費に感じてしまいやすいから注意したいね!

仕事への活用イメージが持てないまま登録してしまうと、年会費だけがかかり続ける結果になりかねません。AFPを意味のある資格にできるかどうかは、登録後に活用できるかどうかにかかっています。

AFP登録の5つのメリット

それではAFP登録によって、具体的にどのようなメリットを得られるのかを解説します。

FP2級より上位の印象を与えられる

AFP登録には原則としてFP2級への合格が必要です。

そのため、AFPを名乗ることは、FP2級の合格を前提とした、さらに上の認定を受けていることになります。

実務では2級の知識があれば十分と言われているなか、より上位のイメージを与えやすいんだ

金融・保険業界での信頼につながる

FP技能士と同様に、AFPもまた金融業界や保険業界など、顧客対応の場面で活躍しやすい資格です。

FP制度をよく知らない一般のお客さんでも「2級」と「AFP(Affiliated Financial Planner)」の両方を名刺に入れたら「2級の中でも認められた人なんだろうな」ってことが伝わりそうだよね

そうだね

実際に名刺に入れて活躍されている方もいるよ!

筆者が実際に会ったAFP登録者たちには、信託銀行で相続相談を担当している方や、保険総合代理店の窓口で保険相談を行っている方がいました。いずれの方も名刺に「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」と「AFP」が併記されており、FP資格をよく知らない顧客にもプロフェッショナルな印象を与えやすいと感じました。

FP専門誌で情報のキャッチアップを効率的に行える

AFPになると、「FPジャーナル」が年4回届くようになります。

AFPになるには、日本FP協会の会員になることが必須です。

会員になると、日本FP協会の会報誌『FPジャーナル』が、1月、4月、7月、10月に協会から届くようになります。

FP技能士の場合、何もしなければ取得した知識がアップデートされないまま古くなりますが、AFPに登録すれば、経済情勢や社会の変化を継続的にキャッチアップできるため、顧客対応の質を保ちやすくなります。

CFP・FP1級へのステップになる

AFP登録者になると、CFP試験を受験できるようになります。CFPは国際的な認定資格であり、FP2級や1級の合格者であっても、AFP登録なしには受験できません。

そしてここが重要なんだけど、CFP試験はFP1級の学科試験の代わりになるルートなんだ

FP1級の学科試験は、6分野を一発で6割得点しなければならない試験であり、合格率は10~15%程度

まとまった勉強時間が取れない受験者には、かなりハードルの高い試験になります。

一方で、CFP試験は6課目を個別に受験でき、1課目ずつ合格を積み上げることができます。課目ごとの合格率は35%ほどで安定していることが特徴です。CFP試験に6課目合格すればFP1級の学科試験が免除され、最終試験となる実技試験からスタートできます。

働きながらでも合格を目指しやすいのがCFP!

それを受けるためにAFPになる

実務経験なしでもFP2級に挑戦できる

AFP認定研修を修了すると、FP2級を受験することができるようになります。「FP3級を飛ばせる」ということです。

FP2級を受験するには、次のいずれか1つの要件を満たす必要があります。

・FP3級に合格する

・2年以上の実務経験がある

AFP認定研修を修了している

したがって、AFP認定研修を先に修了すれば、実務経験なし・FP3級なしで、FP2級に挑戦できるようになります。

認定研修さえ修了していればいいので、登録(入会費や年会費が必要な手続き)までは必要ありません!

でも、3級の合格でも2級は受けられるんだよね?

そうだね

ただ、もともとの知識によっては3級はちょっと物足りない人もいると思う

「AFP認定研修→FP2級」は、すぐにFP2級に挑戦したい方にメリットのあるルートです。

この方法なら、2級合格後に「AFP認定(手続きのみ)→CFP試験に挑戦→6課目合格→1級FP(実技試験)合格」というルートでFP1級を目指せます。

ここまでのメリットを踏まえて、AFP登録に向いている人・向いていない人をまとめて整理してみよう!

その後に、AFP認定を受けるベストタイミングを紹介するよ!

AFP登録に向いている人・向いていない人

向いている人

こんな人に向いています
  • 金融・保険・不動産業界などで顧客対応をしている(資金相談・保険提案・住宅ローンの資金計画など)
  • 名刺や肩書きでFP2級との差別化をしたい
  • CFPやFP1級を将来的に目指している

向いていない人

登録を急がなくていい人
  • FP資格を仕事に使う予定がない
  • 年会費を毎年払い続けることに抵抗がある
  • FP2級より上に興味はない

仕事に使わない人は、無理に取得する必要はないよ

あと、「2級より上に興味はない」とはしているけれど、FP1級になる方法には「学科試験(きんざい)→実技試験合格」のルートもあって、このルートならAFP認定はいらないよ

そっか、AFPにならなくても1級FP技能士になる方法はあるんだね

AFP登録のタイミングは「FP2級に合格した後」がいい理由

AFP登録には、日本FP協会が認定する認定研修の修了が必要です。

この認定研修には、基本課程技能士課程の2種類があります。

どう違うの?

FP2級を先に取るか、後に取るかだね

基本課程は「AFP認定研修→FP2級」の人のコースです。つまり、FP2級に合格していない人でも受講できます。

これに対して、技能士課程は「FP2級→AFP認定研修」なので、FP2級に合格した人が選べる課程です。

この2つ、費用がかなり違います!!

技能士課程なら、基本課程の4割ほどの価格で受講できる機関が多いです。

FP2級に合格してからAFP登録に進んだほうが、費用を大きく抑えられるんだ!

費用イメージ(AFP認定研修は最安クラスを選んだ場合)

先にAFP認定研修(基本課程)→2級約3.5万円(受検手数料+認定研修料)

先に2級→AFP認定研修(技能士課程)約2万円(受検手数料+認定研修料)

なるべくコストを抑えるなら、先に2級に合格してから、技能士過程でAFP登録することがおすすめです。

とはいえ、認定研修を行っている機関は40近くあり、価格や内容に差があります。

どの機関を選ぶかも、費用を抑えるうえで重要なポイントです。

結局、どこを選べばいいかわからなくなりそう…

早くて安く終わるところがいいなあ…

筆者が受講した技能士課程の認定研修が、安くて10日ほどで修了できました!

公式サイトはこちらです。

AFP認定研修(技能士課程)

以下の記事でどんな感じだったか紹介しています。

まとめ

AFPは、仕事に活かす目的や上位資格へのステップがなければ、維持コストだけがかかる資格になりかねません。

しかし、金融・保険・不動産業界で顧客対応をしている方や、CFP・FP1級を目指している方にとっては、登録する意味が明確にある資格です。

また、AFP登録を考えるなら、FP2級合格したタイミングで技能士課程を選ぶことにより、費用を大きく抑えられます。

早くて安く修了できるおすすめの認定研修は、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。