CFPの受験資格はFP2級だけで足りる?AFP認定から受験までの流れを解説

FP2級合格後にAFP認定を経てCFP受験資格を得る流れを解説する記事

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CFPは、FP2級に合格していれば受験できるのでしょうか。

結論からいうと、FP2級合格は、CFPの受験資格そのものではありません

FP2級に合格していても、それだけでCFP資格審査試験を受けられるわけではないため、ここは少し注意が必要です。

ただし、FP2級合格は、CFP受験資格を得るための重要なステップです。FP2級に合格している人は、AFP認定者になるための条件の一つをすでに満たしている状態にあります。

この記事では、CFPの受験資格、FP2級に合格した人がCFPの受験資格を得るまでの流れ、CFP以外の選択肢などを解説します。

この記事を書いた人

1級FPライター

イシダ

プロフィール

FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定

CFP受験資格までFP2級は「あと一歩」の状態

FP2級に合格しただけでは、CFPの受験資格は得られません。

しかし、FP2級に合格している人は、「AFP認定研修」を修了することで、CFPの受験資格の一つである「AFP認定者」への登録申請ができるようになります。

つまり、2級合格はCFP受験まで「あと一歩」の状態です。

CFPの受験資格は全部で2つ

CFPの受験資格は2つあります。多くの人が目指しやすいのは「AFP認定者になること」です。

受験資格1:AFP認定者になること

CFPの受験資格の一つは、AFP認定者になることです。

AFP認定者になるには、「2級合格」と「AFP認定研修の修了」の2つの要件を満たし、日本FP協会に登録申請を行います。

受験資格2:指定大学院の課程修了

CFPの受験資格には、もう一つ、日本FP協会が指定する大学院にて所定の課程を修了するルートもあります。指定大学院は2026年7月時点で5校です。

決して選択しやすいルートではありませんが、大学院名などを詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。

▷CFPの受験資格について

2級合格後にCFPを目指すメリット

FP2級合格後にCFPを目指すことには、次のメリットがあります。

AFP認定研修の「技能士課程」を選べる

FP2級に合格している方がCFPを目指す場合、AFP認定研修の中でも時間や費用を抑えやすい「技能士課程」を選べます。

技能士課程とは…
  • 1級または2級FP技能検定に合格している人向けのAFP認定研修
  • 課題提出がメインであり、時間や価格を抑えやすい
  • 実施している機関は9団体であり、価格帯は1万円未満から2万円台(2026年7月時点・当サイト調べ)

AFP認定研修は、資格スクールなどが実施している複数の講座から選ぶ必要があります。私はその中でも8,000円台の最安クラスの講座を選び、何も問題なく自宅で10日ほどで研修修了となりました。

実際に作業した日数や内容をレビュー記事はこちらです。

FP2級にまだ合格していない場合

「2級はまだこれから」という方は、2級に合格した後に「技能士課程」を選ぶか、先にAFP認定研修の「基本課程」で2級の知識を学んでから2級に挑戦するかを選べます。

どちらを選んでもCFPを受けられます。

実務経験なしでFPの最高位になれる

CFPは米国をはじめとする20を超える国と地域で導入されている認定資格であり、日本では日本FP協会のみがその認定機関となっています。協会の公式サイトによればCFPは「FPの頂点とも言える」資格であり、1級レベルの難関試験への合格、その後の研修、さらには2年ごとの資格更新があります。

総合的に見れば1級FP技能士より厳しい資格です。

FP2級合格後にCFPを目指すメリットの一つは、実務経験なしで登録できる点です。

まず、CFP資格審査試験を受ける際、受験資格として実務経験や職歴、学歴は問われません。

CFP認定を受ける際には「3年以上の実務経験」が求められますが、このCFP認定の実務経験だけは研修で代替が可能です。

つまり、他業種で活躍されている方でも、FPの最高位の知識を身につけたことを証明できる手段になるのが、このCFPなのです。

1級FP技能士・CFPのダブルライセンスを目指せる

CFPを目指すルートには、1級FP技能士につながるメリットもあります。

CFP資格審査試験の全6課目に合格すると、1級FP技能検定の学科試験が免除されます。ここでも、実務経験の要件はありません。

その後、1級実技試験に合格すれば、1級FP技能士を名乗ることができます。

つまり、1級学科試験から1級FP技能士になってもCFP認定を受ける権利は得られませんが、CFP試験からなら、1級FP技能士にもCFP認定者にもなれるということです。

CFPを経由せずに1級FP技能士を目指す場合、1級学科試験の受検資格として、2級合格に加えてFP業務に関する1年以上の実務経験が必要になります。

また、1級学科試験は課目合格制ではありませんが出題範囲はCFPと同じ6分野です。そのため、3か月から半年ほど、まとまった学習時間を確保できる状態になければ、合格が難しい試験となっています。

1級学科試験はとにかく覚えることが多い試験です。そのためゆっくり勉強していると最初のほうに勉強したことをどんどん忘れてしまいます…

じゃあCFP試験の方が「受かりやすい」ってこと?

ううん、違うのは学習の「ペース」だよ。CFPの課目合格制は、苦手課目から逃げられないから、3級や2級を得意分野で乗り切ってきた人ほどCFP試験のほうが勉強の総量は多くなると思います。

とはいえ、課目ごとに進めながら1級FP技能士にも選択肢を広げられる点は、CFP試験ならではの利点だよね。

2級合格からCFP受験までのステップ

それでは、FP2級合格からCFP資格審査試験の全6課目合格、その先の1級FP技能士やCFP認定までの流れを具体的に解説します。

2級合格から1級FP技能士・CFP認定までの流れ

2級合格〜CFP受験

2級合格後、まずはAFP認定研修を目指します。

AFP認定研修には「基本・技能士・税理士」の3つの課程がありますが、このとき選択できるのは「技能士課程」です。

技能士課程を修了した後はAFP登録申請を行い「AFP認定者」になることで、CFP資格審査試験の受験資格を得られます。

技能士課程は、資格スクールなど複数の団体が実施している講座から選ぶ必要があります。私は最安クラスの講座を選びましたが何も問題なくスムーズに終わりました。こちらの記事で、実際にかかった日数や費用などをレビューしています。

▷AFP認定研修のおすすめはどれ?

CFP全6課目受験

CFP資格審査試験は、全6課目で構成されており、課目合格制となります。

6課目を一度に受験することもできますし、1課目~数課目ずつ合格して6課目を達成することもできます。

難易度や学習の総量は1級の学科試験とおおむね同等といえますが、受験するペースを調整できるため、仕事などの都合に合わせて進めやすい試験といえます。

ただし、課目合格を次の試験へ持ち越すには、AFP認定者であり続けることが条件です。その間、年会費などの維持コストがかかります。

「ゆっくり受けられる」といっても、あんまりゆっくりしすぎると、お金がかかっちゃうんだね。

CFP試験は6月・11月の年2回行われます。なるべく費用を抑えるには2回ほどで6課目合格を目指す必要があります。

CFP全6課目後〜1級FP技能士

CFP資格審査試験の全6課目合格は、FP1級の「実技試験」の受検資格となります。

そのため、CFP全6課目合格後は、1級学科試験を受けずに実技試験へ進むことができます。実技試験に合格すれば、1級FP技能士を名乗ることができます。

私は1月に学科試験に合格した後、9月に日本FP協会の実技試験を受けて合格しました。実技試験の合格率は8割ほどであり、CFP試験が終わって対策すれば十分間に合います。

注意点として、CFP全6課目合格を実技試験の受検資格として使えるのは、合格した年度の翌々年度末までです。

期限内であってもAFP資格が失効すれば受験資格はなくなるため、AFP認定者の状態は維持する必要があります。

CFP全6課目後〜CFP認定

CFP資格審査試験の全6課目に合格したあと、CFP認定者を目指すこともできます。

全6課目合格後、CFPエントリー研修の修了と通算3年以上の実務経験の要件を満たす場合に、CFPへの登録申請ができるようになります。

このとき求められる実務経験は、協会が行うみなし実務研修などで代替できます。

みなし実務研修は1時間の受講で実務経験1か月分に換算され、3年分に相当する36時間をすべて研修で満たすこともできます。

CFP認定を受けた後に1級実技試験を受けることも可能です。CFP認定を受ければ6課目合格のときの期限は適用されず、いつでも実技試験から受けられるようになります。

CFPを受験しない2級合格後のルート

目標が1級FP技能士だけなら、CFPを受験せずに目指すこともできます。

CFPを経由せずに1級FP技能士を目指す場合は、1級の「学科試験」に合格して1級実技試験に進むか、職業訓練にあたるFP養成コースに参加し、修了してから1級実技試験に進む方法があります。

このいずれかのルートであれば、CFP資格審査試験を受ける必要はありません。

ただし、この2つのルートでは実務経験が必要になる点は押さえておきたいところです。

ルート実務経験などの要件
1級学科試験受検資格は次のいずれか1つ
・2級合格+実務経験1年以上
・実務経験5年以上
FP養成コース受講時:実務経験の要件はない
実技試験申し込み時:養成コース修了+実務経験1年以上

一方、CFPを受験して1級FP技能士になる方法であれば、実務経験は不要です。

どちらがよいかは、実務経験の有無、CFP認定まで目指したいかどうか、1級の学科試験とCFP資格審査試験(全6課目)のどちらが自分に合っているかで選ぶとよいでしょう。

CFPは米国をはじめとする20を超える国と地域で導入された認定資格です。日本FP協会の会員として資格更新で知識をアップデートし続ける必要があります。継続する条件は厳しいですが、プロのFPとして一線で活躍し続けたい人におすすめです。

CFP受験に向いている人
  • 実務経験がない
  • CFP認定者になることに興味がある人
  • まとまった学習時間を短期で確保しにくい人(1級学科試験はまとまった学習時間の確保が必要)

まとめ

FP2級に合格していても、それだけでCFP資格審査試験を受けられるわけではありません。

CFPの受験資格は、基本的にはAFP認定者であることです。

FP2級合格は、AFP認定者になるための条件の一つです。そのため、FP2級に合格している人は、AFP認定研修の修了後、AFPに登録することで、CFP受験資格を得ることができます。

AFP認定研修は、3種類のコースのうち「技能士課程」を選びます。

技能士課程は、複数の講座から選ぶ必要があります。私が選んだ技能士課程の内容や実際にかかった日数、費用などをレビューしています。