AFP資格の更新方法|必要な15単位・期限・費用・手続きをまとめて解説

AFP資格の更新方法|必要な15単位・期限・費用・手続きをまとめて解説

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AFP資格を維持するには、原則2年ごとに継続教育単位を取得し、資格更新の手続きを行う必要があります。

更新に必要なのは15単位以上です。

しかし、単位数だけでなく、「FP実務と倫理」を含む3課目以上という条件もあります。

また、取得した単位によっては自分で申請が必要です。

この記事では、AFP資格の更新期限や必要な単位、単位の取得方法、費用、実際の更新手続きについて順番に解説します。

単位が足りない場合や更新期限を過ぎた場合の対処法、AFPを更新しなかった場合についても解説しています

この記事を書いた人

1級FPライター

イシダ

プロフィール

FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定

AFP資格の更新制度

日本FP協会では、AFP資格を更新するために次の4つの要件を定めています。

AFP資格の更新要件

・継続教育単位を15単位以上取得する

・「FP実務と倫理」1単位以上を含む3課目以上を履修する

・単位取得を証明する書類を管理(3年保管)する

・所定の「継続教育期間内」に更新手続き(単位の取得と申請)を行う

更新に必要な単位を取得し、資格更新の手続きを行う期間が「継続教育期間」です。

継続教育期間は原則2年で、その終了日が本来の資格更新期限になります。

AFP資格を更新するには、原則としてこの期間内に、必要単位の取得とその申請を行います。

取得した単位によっては日本FP協会に自動記録され、自分で申請する必要がない場合もあります。

AFP更新までの流れ

AFP資格を更新するまでの流れは、大きく5段階です。

手順やること
1Myページで更新期限・現在の単位・課目を確認する
2足りない単位や課目があれば、未申請の単位がないか確認する
3それでも足りない単位や課目があれば取得する
4自動記録されない単位を日本FP協会へ申請する
5日本FP協会が更新要件を確認し、更新完了

AFP認定後、最初の継続教育期間は、入会年月から2年後の入会月末までの2年1か月間です。

1回更新したあとは、2年間が次の継続教育期間になります。

まずはMyページTOPの「資格状況」で、自分の継続教育期間(更新期限)を確認しましょう。

あわせて、現在記録されている単位数と課目も確認します。

ここで15単位に足りなくても、すぐに新しい研修を申し込む必要はありません。

すでに受講した研修や、執筆・講師など、まだ申請していない単位が残っている可能性もあります。

足りないと思って取り直したあとに、『じつは未申請分がありました』はイヤだね

そうだよね

まずは申請を忘れている単位や申請できそうな取り組みがなかったかを確認し、本当に足りない分だけ取得するようにしよう!

AFP更新に必要な継続教育単位

AFP資格の更新に必要な単位には、単位数と課目の2つの条件があります。

どのような取り組みが単位になるかは、次項で解説します。

更新に必要なのは「15単位以上」

更新には「継続教育単位」を15単位以上、継続教育期間内に取得する必要があります。

そのため、前の継続教育期間で15単位を超えて取得していても、余った単位を今回へ繰り越すことはできません。

「FP実務と倫理」を含む3課目以上

AFPの継続教育には、次の7課目があります。

継続教育の7課目

・FP実務と倫理

・金融資産運用設計

・不動産運用設計

・ライフ・リタイアメントプランニング

・リスクと保険

・タックスプランニング

・相続・事業承継設計

AFP更新に必要な15単位以上は、このうち「FP実務と倫理」を1単位以上取得し、合計3課目以上で取得する必要があります。

そのため、Myページでは「あと何単位必要か」だけでなく、「必要な課目を満たしているか」まで確認しなければなりません。

また、単位の取得方法によっては、更新に使える単位数に上限があります。

詳しい単位の数え方や課目の条件は、以下の記事でまとめています。

AFP継続教育単位の取得方法

更新に必要な単位は、継続教育期間内に取得する必要があります。

ここでは、主な取得方法を紹介します。

テストによる単位取得

日本FP協会では、継続教育単位を取得できるテストは次の2つです。

単位を取得できるテスト

・FPジャーナル継続教育テスト

・FP実務と倫理テスト

これらのテストで取得した単位は日本FP協会に自動記録されるため、自分で単位申請をする必要はありません。

研修による単位取得

研修による取得方法は、主に次の3つです。

研修による単位取得の方法

・日本FP協会のブロック・支部などが実施する研修

・認定教育機関が実施する継続教育研修

・承認番号のない研修

認定教育機関が実施する継続教育研修は、日本FP協会が研修ごとに事前承認したものです。

これらの研修には、あらかじめ講座ごとに「承認番号」が付与されており、その番号を使って単位を申請できます。

一方、承認番号のない研修(協会の事前承認を受けていない研修)でも、研修の内容や開催者などが所定の要件を満たせば継続教育単位として申請できます。

要件はこちらから確認できます。

▷日本FP協会|承認番号のない講座でも単位は認められますか?↗(外部サイト)

最終的に単位として認められるかどうかは更新手続きの時に審査されます。

事前に単位として認められるかの可否を確認することはできません。

このほか、協会が承認したSG(スタディ・グループ)の勉強会でも継続教育単位を取得できます。

AFP資格更新で有効になるSGの単位は7.5単位までです。

CFP資格審査試験の課目合格

CFP資格審査試験の課目合格でも、AFPの継続教育単位を取得できます。

1課目に合格すると、その課目で7.5単位が付与されます。

CFP資格審査試験の課目合格による単位は自動記録されるため、自分で申請する必要はありません。

執筆・講師による単位取得

FP分野の執筆や講師も、所定の条件を満たせば継続教育単位として申請できます。

AFP資格更新で有効になる単位は、執筆・講師についてそれぞれ7.5単位までです。

取得方法によって単位の数え方や申請方法が異なるため、詳しい条件は単位解説記事で確認してください。

これから不足単位を取る場合は、費用や手間を比較した以下の記事も参考にしてください。

AFP更新にかかる費用

AFP更新に関連して確認しておきたい費用は、継続教育にかかった費用と日本FP協会の年会費です。

継続教育にかかる費用

継続教育単位を取得するために費用が発生した場合、その費用は自己負担となります。

たとえば、会場に集まって研修を受ける場合、参加費、交通費、懇親会参加費など費用負担が大きくなりやすいです。

一方、自宅で受けられる研修やテストを活用すれば、負担をかなり抑えやすくなります。

日本FP協会の年会費

AFP認定者は、日本FP協会の年会費12,000円を毎年支払います。

年会費はAFP資格の更新時に支払う費用ではなく、原則として入会月の翌月に、登録した金融機関口座から自動振替されます。

一方、最初のAFP更新期限は入会年月から2年後の入会月末です。

たとえば9月入会なら、年会費の振替時期は原則10月、最初のAFP更新期限は2年後の9月末になります。

年会費の支払いとAFP資格の更新は別々の手続きですが、更新する年には時期が近くなります。

また、年会費を支払わず会費未納による退会となった場合は、AFP資格も失効します。

年会費は資格更新の手数料ではありませんが、AFP認定者として資格を維持するために必要な費用です。

AFP資格の更新手続き

AFP資格更新手続きとは、継続教育期間内に、資格更新に必要な継続教育単位を日本FP協会へ申請する手続きです。

ただし、取得した単位のすべてを自分で申請するわけではありません。

日本FP協会に自動記録される単位は申請不要です。

自動記録されない単位を取得した場合は、自分で単位申請を行います。

自動記録された単位と自分で申請した単位を合わせ、日本FP協会が更新要件を満たしていることを確認すれば、資格更新手続きが完了します。

自動記録される単位

FPジャーナル継続教育テストやFP実務と倫理テスト、日本FP協会のブロック・支部主催研修、CFP資格審査試験の課目合格など、一部の単位は自動的に記録されます。

取得した単位が正しく記録されているかは、Myページで確認できます。

自動記録された単位だけで更新要件を満たしていれば、自分で単位申請をする必要はありません。

自分で行う単位申請

認定教育機関の継続教育研修、承認番号のない研修、執筆、講師、SGなどは、自分で単位を申請します。

Myページの「取得単位の記録と確認/更新手続」から申請できます。

認定教育機関の継続教育研修では、承認番号を入力して申請します。

承認番号のない研修では、「承認番号のない研修の受講」を選び、受講日やプログラム名など必要な情報を入力します。

また、資格更新期限4か月前の時点で更新要件を満たしていないAFP認定者には、「継続教育単位取得申請書」が送付されるため、書面で手続きすることもできます。

単位取得証明書類の提出を求められる場合

日本FP協会は、AFP更新者に、申請した単位について、受講証明書などの単位取得証明書類の提出を求めることがあります。

そのため、単位取得の証明書類は、単位取得日から3年間の保管が求められています。

対象になった場合、必要な証明書類を提出し、日本FP協会の確認を受けます。

更新手続きの完了

自動記録された単位と申請した単位について、日本FP協会が更新要件を満たしていることを確認すれば、資格更新手続きは完了です。

更新後は、新しいAFPライセンスカードが登録住所へ送られてきます。

資格更新にともなう新しいAFPライセンスカードの発行は無料なので、カード発行のために改めて申し込んだり、料金を支払ったりする必要はありません。

更新期限までに単位が足りない場合の対応

更新期限が近いのに15単位に届いていない場合は、まず本当に不足している単位を確認します。

確認する順番は次のとおりです。

単位が足りないときの確認手順

1.Myページに記録されている単位数と課目を確認する

2.まだ申請していない単位がないか確認する

3.「FP実務と倫理」を含む3課目の条件を確認する

4.それでも足りなければ、不足分だけ取得する

研修を受けていても単位申請をしていなかったり、執筆・講師など申請できる活動を見落としていたりする場合があります。

不足しているように見えるからといって、最初から15単位分を取り直す必要はありません。

AFPの更新期限を過ぎた場合の対応

本来の更新期限までに手続きが完了しなくても、すぐにAFP資格が失効するわけではありません。

継続教育期間の終了日である更新期限から2か月後までは、「不備解消期間」として更新手続きを行えます。

更新期限を1日でも過ぎたら即失効、ではないんだね

不備解消期間は、書類未着や更新要件の不備、長期の病気などを考慮して設けられている制度ですが、この期間中に不足している単位を取得して更新することもできます。

不備解消期間中に単位を取得して更新した場合は、最終単位取得日が更新日となり、その翌日から次の継続教育期間が始まります。

不備解消期間内に更新手続きが完了しなければ、AFP資格は失効します。

AFPを更新しない場合の影響

不備解消期間が終わるまでに更新手続きが完了しなかった場合、AFP資格は失効します。

主な影響は次のとおりです。

項目更新しなかった場合
AFP資格失効
AFP名称・AFPマーク使用できない
FP技能士AFPとは別資格のため失効しない
日本FP協会一般会員へ移行
年会費一般会員でも12,000円
CFP資格審査試験の課目合格歴すべて失効

特に注意したいのは、CFP資格審査試験の課目合格歴がすべて失効する点です。

一般会員へ移行したあとにAFP資格の再認定を受けても、失効したCFP資格審査試験の課目合格歴は復活しません。

あとからAFPに戻っても、CFPの課目合格は戻らないの?

ざんねんながら戻りません…

CFPを目指すなら、ここは特に注意が必要です

また、一般会員へ移行しても、日本FP協会の年会費12,000円は引き続き発生します。

なお、AFP資格と国家資格であるFP技能士は別の資格なので、AFPが失効しても取得済みのFP技能士は失効しません。

失効したAFP資格の再認定

不備解消期間も過ぎてAFP資格が失効しても、一定の条件を満たせばAFP資格の再認定を受けられます。

再認定を受ける方法は、失効からの期間や現在の会員状態によって異なります。

ただし、AFP資格を再認定されても、一般会員への移行によって失効したCFP資格審査試験の課目合格歴は復活しません。

AFP更新のQ&A

AFP資格の更新料はいくら?

AFP資格の更新手続きで、「更新料」という名目の費用を別途支払う必要はありません。

ただし、AFP認定者には日本FP協会の年会費12,000円が毎年かかります。

また、継続教育単位を取得するためにかかった費用は自己負担です。

そのため、AFP更新に関連して実際に負担する金額は、どの方法で継続教育単位を取得するかによって変わります。

15単位を超えた分は次回の更新に繰り越せる?

繰り越せません。

更新に使えるのは、その継続教育期間内に取得した単位です。

15単位を超えて取得しても、余った単位を次回の継続教育期間へ持ち越すことはできません。

CFP資格審査試験の課目合格はAFP更新の単位にできる?

できます。

CFP資格審査試験では、1課目合格につき、その課目で7.5単位が自動で付与されます。

ただし、課目合格だけでは必須課目である「FP実務と倫理」を取得できません。

そのため、課目合格だけで15単位以上になっても、別に「FP実務と倫理」1単位以上を取得しなければAFP更新要件を満たしません。

なお、全6課目に合格した時は、「FP実務と倫理」を含む全課目で15単位が付与され、その全課目合格日を含む継続教育期間の更新要件を満たします。

単位取得の証明書類はいつまで保管すればいい?

単位取得日から3年間です。

認定教育機関の研修、承認番号のない研修、執筆、講師、SGなど、自分で申請した単位は、内容を証明できる書類を保管します。

日本FP協会では、更新対象者の一部に単位取得証明書類の提出を求めています。

提出を求められたにもかかわらず証明できない場合は、申請した単位が認められず、資格更新ができないこともあります。

更新後のAFPライセンスカードはいつ届く?

本来の更新期限までに不備なく手続きが完了していれば、原則として更新期限の翌月末に発送されます。

資格更新にともなう新しいAFPライセンスカードの発行は無料です。

まとめ

AFP資格を維持するには、継続教育期間内に15単位以上を取得し、「FP実務と倫理」1単位以上を含む3課目以上などの更新要件を満たす必要があります。

更新時期が近づいたら、まずMyページで次の3点を確認しましょう。

Myページで確認する3点

・自分の更新期限

・現在記録されている単位数

・取得済みの課目

単位が不足している場合も、すぐに新しい研修を申し込むのではなく、まだ申請していない単位がないか確認してから不足分を取得します。

単位の取得方法には、テストや研修、CFP資格審査試験の課目合格、執筆・講師・SGなどがあります。

単位不足や失効など現在の状況に合わせて、関連記事も活用してください。