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AFP資格を取得するには、認定研修の受講料に加えて、日本FP協会への入会金と年会費が必要です。
すでにFP2級に合格している人なら、約3万円でAFP認定者になることができます。
ただし、AFPは取得して終わりの資格ではありません。
毎年12,000円の年会費がかかるほか、2年ごとの資格更新には継続教育単位の取得が必要です。単位の取得方法によっては、別途費用もかかります。
この記事では、AFP認定研修の修了を経験した筆者が、AFPの取得から維持までに必要なお金を解説します。

1級FPライター
イシダ
FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定
(参考)
日本FP協会|AFP資格登録手続き
日本FP協会|AFP資格の維持にかかる費用を教えてください。
日本FP協会|AFP資格更新要件
AFP資格を取得するときにかかる費用
AFP資格の取得には、AFP認定研修の受講料、日本FP協会への入会金、初年度の年会費が必要です。
費用がかかるタイミングとしては、受講料はAFP認定研修を申し込む際に、そして日本FP協会への入会金と年会費は、AFPに登録申請をする際に支払います。
これらの費用のうち、AFP認定研修の受講料は、すでにFP2級に合格しているかどうかによって変わります。
FP2級に合格している人は約3万円から
FP2級に合格している人なら、AFP認定研修の「技能士課程」に申し込むことができ、研修を修了することで、AFP資格の登録要件を満たせます。
必要な費用は次のとおりです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| AFP認定研修(技能士課程) | 8,700円~26,620円 |
| 入会金 | 10,000円 |
| 年会費(初年度) | 12,000円 |
| 合計 | 30,700円~48,620円 |
※2026年11月時点の料金で計算しています。
入会金は最初の登録時のみですが、年会費はAFP会員である間は毎年発生します。
また、年会費は1年ごとに先払いする決まりなので、最初の入会時点で12,000円が発生します。

中学・高校・大学・専門学校などの学生さんには、入会金が免除され、年会費が半額(6,000円)になる学生割引制度があります。
対象となる学生なら、登録時の費用を通常より16,000円抑えられます。
学生割引のケース以外では、入会金や年会費の支払いは全員等しく発生します。
一方で、AFP認定研修については選択する講座によって、受講料や配布される教材がかなり変わります。
技能士課程を実施しているのは現在9団体であり、受講料は8,000円台から2万円台までと幅があります(2026年11月時点)。
最安クラスは8,700円~8,800円です。

私も最安クラス(8,800円)の講座の一つをえらびました!
自宅のパソコンで完結でき、届いた教材もわかりやすく、取り組み始めてから約10日で修了できましたよ!
FP2級にまだ合格していない人の主な取得ルート
FP2級にまだ合格していない人がAFPになるには、かかる費用が変わります。
代表的な方法は、次の2つです。
1つは、FP3級や2級に合格してから、AFP認定研修の「技能士課程」を選ぶ方法です。
技能士課程では、与えられた例題にもとづく提案書課題を作成し、それが合格基準に達していれば修了となります。

課題用のフォーマットが与えられるので、それに従って作成していくイメージです。
ゼロからつくる必要はありません。
この方法を選んだ場合にかかる費用は、まずFP3級と2級の学科・実技の受検手数料です。それぞれ1回で合格した場合、合計19,700円かかります。
ただし、2年以上のFP関連の実務経験があれば、3級を受けずに2級から受検できます。その場合の受検手数料は合計11,700円です。
この受検手数料に、AFP認定研修(技能士課程)の受講料と、AFP登録時にかかる入会金と年会費が加わります。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 受検手数料 | 3級:8,000円 2級:11,700円 |
| 教材費用 (市販テキストでの目安) | 3級:目安3,500円~ 2級:目安4,500円~ |
| AFP認定研修(技能士課程) | 8,700円~26,620円 |
| 入会金 | 10,000円 |
| 年会費(初年度) | 12,000円 |
| 合計 | 58,400円~76,320円 |
もう1つは、先にAFP認定研修の「基本課程」を受講し、FP2級に合格する方法です。
先に2級に合格する方法との違いは、選べるのが「基本課程」のみとなることです。
この「基本課程」には、AFP認定研修として2級対策にもなるFP科目の講義が含まれているため、受講料は高くなります。
その代わりに、教材が充実しているものを選べば市販テキストなどの教材費が不要になります。また、研修修了後は、2級の受検資格も得られます。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 受検手数料 | 2級:11,700円 |
| AFP認定研修(基本課程) | 2万円台から21万円台 |
| 入会金 | 10,000円 |
| 年会費(初年度) | 12,000円 |
| 合計 | 約5万6,000円~約24万5,000円 |
基本課程は13団体が実施しており、受講料は2万円台から21万円台までと幅があります。
とはいえ、最安クラスなら2万円台であり、2級対策ができる上にAFP認定研修の修了証明も得られるため、見た目ほど高コストな選択肢にはなりません。
一方で、選べる講座の数はかなり多く、2級対策の中身が市販テキストを購入したのとあまり変わらない講座を選んでしまうと、かえって割高になってしまう注意点もあります。
こちらの記事で、2万円台で講義・過去問対策・学習管理などの機能がある講座を紹介していますので、参考になれば幸いです。
このほか、税理士・公認会計士や、日本FP協会が指定する大学院で所定の課程を修了した人には、AFP認定を受けるための別のルートがあります。
詳しくは、AFP認定研修の種類と認定条件について解説した記事をご覧ください。
AFP資格を維持するためにかかる費用
AFP資格を取得した後は、毎年の年会費がかかるほか、2年ごとの資格更新には継続教育単位の取得が必要です。
単位の取得方法によっては、別途費用もかかります。
年会費は毎年12,000円
AFP認定者は、日本FP協会に毎年12,000円の年会費を支払います。
学生割引が適用される人は、所定の申請をすれば翌年度以降も6,000円になります。
入会金10,000円が必要なのは最初の登録時だけなので、翌年以降の基本的な維持費は年会費12,000円です。
ただし、AFPには2年ごとに資格を更新する決まりがあるため、年会費だけで維持できるわけではありません。
2年ごとの資格更新には継続教育の単位が必要
AFP資格を更新するには、2年間の継続教育期間中に15単位以上を取得する必要があります。
そのうち「FP実務と倫理」を1単位以上含め、合計3課目以上を履修しなければなりません。
資格更新の手続きそのものに別途更新手数料はかかりませんが、継続教育単位の取得費用は自己負担です。
取得方法は複数あり、選び方によって費用が変わります。
例えば、日本FP協会の「FPジャーナル継続教育テスト」は1回990円で3単位を取得できます。
日本FP協会が公開しているモデルケースでは、2年間の単位取得費用が8,960円、9,980円、14,500円+実費という例も紹介されています。
ただし、これは過去の受講例であり、現在の費用が一律に決まっているわけではありません。
もっと費用を抑えたい人には、15単位をまとめて取得できる継続教育パックもあります。
資格対策ドットコムのパックなら、2年ごとに必要な15単位を2,640円から取得できます。
詳しくは、AFP更新に必要な単位や手続きを解説した記事をご覧ください。
AFPの取得と2年間の維持にかかる費用の合計
では、AFP資格を取得して2年間維持する場合、いくらかかるのでしょうか。
すでにFP2級に合格している人が、8,800円の技能士課程を受講し、継続教育には2,640円のパックを利用する場合で計算してみましょう。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| AFP認定研修(技能士課程) | 8,800円 |
| 入会金(初回のみ) | 10,000円 |
| 年会費(12,000円×2年分) | 24,000円 |
| 継続教育パック(15単位) | 2,640円 |
| 合計 | 45,440円 |
※2026年11月時点の料金で計算しています。AFP登録後2年分の年会費と、更新に必要な15単位の取得費用を含む試算です。実際の初回更新期限は各自の継続教育期間によって異なります。
今回の試算では、AFP取得時の費用に年会費2年分と継続教育費を加えると、45,440円(約4万5,000円)になります。
もちろん、これは費用を抑えた場合の例です。
受講するAFP認定研修や継続教育の単位の取り方によっては、さらに費用がかかります。
また、その後も毎年12,000円の年会費と、2年ごとの継続教育単位の取得は続きます。
AFPの取得・維持費用を安くするには
認定研修の受講料・継続教育単位の費用を抑える
AFPにかかる費用のうち、自分で選んで安くできるのは、主に「認定研修」と「継続教育」の2つです。
認定研修について、私は当初「価格の安い講座だと、わかりにくかったり対応が遅かったりするのでは」と不安があったのですが、実際に最安クラスの一つを受けてみて、これなら十分だと思いました。

私が選んだ講座には、課題の作成要領がわかる「AFP認定研修テキスト 提案書作成の手引き」が冊子(約60ページ)でついていたので、それにしたがって進められました。
Webでも閲覧できたのですが、冊子(紙)なら書き込みができますし、どこまでやったか印をつけられるので取り組みやすかったです。
結果、一回目の提出で合格(修了)できています。また、受講期間は1年あり、その間なら合格するまで何度でも提出し直せる講座でした。
FP2級に合格しているなら、最安クラスの技能士課程で十分だと思います。
ほかの講座と受講料を比べてから選びたい人は、技能士課程の最安クラスの講座を一覧にした記事もご覧ください。私が研修をどう進めたかの体験談も、同じ記事にまとめています。
もう一つの費用である、AFP更新のための「継続教育単位」を取得する費用を抑える方法もあります。
セミナーや研修に参加して単位を取得する方法もありますが、費用を抑えるなら、単位の取り方が重要です。
単位を安価に取る方法は、あと何単位必要かで変わります。
こちらの記事で、足りない単位数に応じた安い取得方法をまとめています。
CFP受験から1級FP技能士を目指すなら
CFP合格から1級FP技能士を目指すためにAFP資格を維持する場合は、なるべく早く合格を目指すことが維持費を抑えることにつながります。
あわせてCFPの受験費用を抑えるなら、受験回数を抑えることと、受ける課目の組み合わせも意識したいところです。
詳しくは、CFPから1級FP技能士までの費用の全体像を解説した記事もご覧ください。
まとめ
AFP資格は、すでにFP2級に合格している人なら、約3万円から取得できます。
ただし、取得後も年会費12,000円が毎年かかり、2年ごとの更新には継続教育の単位が必要です。
認定研修と継続教育を安価な講座でそろえれば、取得費用と2年間の維持費用は合計約4万5,000円が一つの目安になります。
AFPの取得を考えている人は、登録時の費用だけでなく、持ち続けるためのお金も含めて判断してみてください。
