クラウドソーシングにライター登録をして、昨年、累計報酬額が1,000万円を超えていることに気がつきました。
この記事では、これからクラウドソーシングにチャレンジする人に向けて、未経験の筆者が1,000万円稼ぐまでにやったことを時系列でお伝えします。
ちなみに筆者はやったことのない仕事に慣れるのがとても遅いので、きっとこの記事を読んでいただければ「こいつよりうまくやれる気がする…」というところが絶対にあると思います。これを活かしてぜひもっと稼いでください!
1,000万円稼ぐまでにかかった期間
筆者がクラウドソーシングに登録したのは2017年末のことで、2018年から本格的に稼働しはじめました。
したがって累計報酬額1,000万円は、2018年から2023年の間で稼いだものであり、約6年かかったことになります。
・・・きっと今「えっクラウドソーシングってそれだけしか稼げないの?」と不安になりましたよね。
安心してください。
筆者のクラウドソーシングでの稼ぎは3年目がピークであり、そこからは仕事の幅が広がって別口でのお仕事が増えたため、このような結果となっています。
クラウドソーシングに集中していれば、筆者でさえもっと早く1,000万円を稼ぐことができていたと断言できます。
クラウドソーシングで1,000万円を稼ぐまでにしたこと
低単価案件に片っ端から応募する(登録~3か月)
クラウドソーシングは「未経験者でいいから安く依頼したい」というクライアントが次々に新しい仕事を募集するので、仕事探しには困りません。
筆者はクラウドソーシングに登録した時、ライター経験ゼロ、メディアや出版関係者とのコネクションもゼロ、同業者の知り合いすらもゼロの状態でしたが、それでも仕事にありつくことができました。
ただし、当選するお仕事は基本的には低単価案件です。
低単価案件の仕事は、いくら数をこなしても報酬はなかなか増えません。
参考までに、この頃は月5万円~10万円を稼ぐのがやっとでした。(報酬の目安:文字単価0.3円~1.5円ほど)
想像以上に稼げないことに焦ってしまい、高報酬の案件に応募しては落選することを繰り返していました。
なぜ自分は報酬の低い仕事しか受けられないのか、なぜ高報酬の案件で選んでもらえないのか、その理由を落ち着いて考えてみるべきでした。
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
報酬の良い案件に応募しても、この時期は当選できません
それなのに応募時の営業文(自己PR)を一晩かけて考えたりしていました
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
最初の1か月くらいは案件を吟味せず、実績&高評価を集めることに専念すべきだったと思います
まともな単価のスカウトをもらえるようになる(3か月~1年)
低単価案件を続けたところ、実績50件を超えたあたりからメッセージ宛てに「スカウト」がやってくるようになりました。
公開案件よりも高単価な場合がほとんどで、文字単価2円を超えるスカウトもありました。
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
この頃から月15万円を超えることが増えてきました
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
スカウトは「公開案件に応募して結果待ち」をしなくてよいので時間効率が良いです
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
条件のよいスカウトは、専門分野に特化したプロフィールを作ったあたりから増えてきました
高単価案件の依頼が入るようになり一気に収入が伸びる(1年目~3年目)
実績100件を超えたあたりから、文字単価3円~6円の、初期からすれば桁違いの高単価案件のスカウトが舞い込むようになってきました。
ほとんどが「プロフィールを見て…」というお客様だったので、ようやく「アカウントを育てることが重要だったのか…」と気がつきました。
クラウドソーシングを始めてばかりの頃のプロフィールは、実績は少なく得意分野もよくわからない「やる気のある何でも屋さん」でした。
しかし1年経ったころの筆者のプロフィールは、実績100件超え、評価数4.9以上、金融系に特化というものに変わっていました。
お客様から見れば「こいつに依頼するメリットは何か」「仕事を頼んでバックレないか」(←お客様にとってはすごく大事)がひと目でわかるものになっていたと思います。
同じ仕事をしているつもりでも、興味をもってくれるお客様の層が変わると、単価のベースが変わります。
また、件数を積み上げたおかげで技術も上がってきましたので、「工数削減」と「単価アップ」の相乗効果によって、収入がどんどん上がっていきました。
収入の伸び率がもっとも高かったのは、この時期です。ブランディングのためにFP1級を取得したことも良かったのかも知れません。
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
ライター業で月25万円を稼げるようになって、ようやくこれで生きていけるようになったとほっとしました
リピーターを獲得することで次のチャレンジに(4年目~現在)
4年目くらいから、クラウドソーシング以外で徐々に拡大してきた執筆活動が、少しずつ実を結びはじめました。
そのため、クラウドソーシングで新しい案件に応募する機会は減っていき、クラウドソーシングからの収入は3年目がピークとなりました。
現在、クラウドソーシングは主に毎月決まったお仕事をくださるリピーターさんとのお仕事ツールになっています。
リピーターさんからの安定したお仕事があるから、より良いものを書くための勉強や、新しい仕事へのチャレンジのために時間を確保できるようになっています。
![筆者](https://working-money.blog/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用.jpg)
ほんの数年前まで未経験で、今でも顔さえわからない相手に、毎月同じ枠でお仕事を用意してくださるクライアントがいるのです
奇跡だと思っています
まとめ クラウドソーシングは50件までが踏ん張りどころ
クラウドソーシングで稼ぐには、実績50件に到達するところまでが踏ん張りどころだと思います。
人よりも秀でた職歴や資格があれば、すぐにでも良いお仕事がもらえるかも知れませんが、筆者は未経験分野での参入だったことから、アカウントを育てる必要がありました。
これからクラウドソーシングを使って未経験分野で活動をはじめる方は、ぜひアカウントを育てることを意識してみてください。