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AFPやCFPは、一部では「意味がない」と言われがちな資格です。
しかし、FPを名乗って活躍するなら、AFPを取得するメリットは大きいといえます。
この記事では、AFPと他のFP資格は何が違うのか、なぜAFPは「意味がない」と言われてしまうのか、AFPを取得することにどのようなメリットがあるのかを解説します。

ちなみに筆者もAFPの認定研修を修了しています


eラーニングなので、手頃な価格で自宅での受講ができます
記事の最後に、どんな感じの研修だったかを紹介しています!
ぜひご覧ください!
そもそもAFPとは?
AFPとは、日本FP協会が認定するFP資格の一つです。
「アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー(Affiliated Financial Planner)」の略称になります。

他のFP資格と同じく、ライフプラン、金融、証券、保険・年金、ローン、不動産、税制などお金の知識に基づき、相談者にアドバイスを行う資格になります
他のFP資格の種類
FP資格には、AFPを含めて次の3種類があります。
・FP技能士(例:2級ファイナンシャル・プランニング技能士)
・AFP(Affiliated Financial Planner)
・CFP(Certified Financial Planner)
この違いは、FP資格をもっていない人から尋ねられることがあるため、できれば説明できるようにしておきましょう。
若いころ、FP3級に合格した筆者はうれしさのあまり、勤めていた会計事務所にそのことを報告しました。
すると、税理士の先輩にこんなことを尋ねられました。

おめでとう!
いいじゃん、FPを持ってる人は事務所にいないから自己PRするチャンスだよ

アザス!うれしいです!

ところで、3級とか2級とかは難易度なんだろうなって、まあ想像できるんだけど、AFPとかCFPっていうのがあるよね?あれってどういう位置づけなの?

えっと…AFPがFP2級くらいで、CFPがFP1級くらいに相当するらしいです

それは、2級や1級に合格してもまったく同じってこと?
それならAFPやCFPって何のためにあるの?

あわわ……

……あ、いや、いいよ
当時は「先輩は資格で仕事をしているから、細かいことを気にするんだろうなあ」くらいにしか思いませんでした。

しかし、自分が「FPライター」として仕事を始めて、ようやく他のFPの方が、◯級FP技能士以外に、AFPやCFPも名乗っていることが気になってきました……
今なら、この質問にちゃんと答えられます。
答える自信のない方は、ぜひ次の「AFP、CFP、FP技能士との違い」見ていってくださいね。
AFPとCFP、FP技能士との違い
「AFPとCFP」と「FP技能士(=FP◯級)」では、運営する団体、資格か検定か、試験の方法、合格後の手続き・費用負担・更新制度の有無に違いがあります。
運営する団体
FP試験を運営している団体には、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(通称「きんざい」)」があります。
AFP・CFPを運営しているのは、『日本FP協会』のみとなります。
運営団体 | FP技能士 | AFP・CFP |
---|---|---|
日本FP協会 | ◯ (※1級は実技試験のみ実施) | ◯ |
金融財政事情研究会 (きんざい) | ◯ | ✕ |
資格か検定か
AFPとCFPは資格、FP技能士は検定になります。
資格と検定の違いは、以下のとおりです。
・資格:特定の業務を行うことが認められるもの
・検定:一定の知識や技能があることを証明するもの

たとえば、公認会計士や税理士は「資格」、日商簿記◯級は「検定」に該当します。
ちなみに、AFPとCFPは日本FP協会が主催する「民間資格」になります。(FP技能士は、日本に133職種ある国家検定の一つです)
士業のような独占業務(その資格がなければできない業務)はありませんが、資格保有者でなければその名前を使って活動できない、いわゆる名称独占資格に該当します。
試験の方法
試験方法は、FP技能士、AFP、CFPのそれぞれで違います。三者三様です。
・FP技能士:学科試験と実技試験で各6割以上を得点する
・AFP:FP2級+認定研修(修了試験あり)に合格する
・CFP:CFP試験(6科目)に合格する(AFP認定者か認定大学院修了者のみ受験可)
AFPの難易度はFP2級、CFPの難易度はFP1級程度といわれています。

筆者の場合、AFPは自宅でのeラーニングで完了できたので、FP2級よりもはるかに楽でした!
合格後の手続き・費用負担の有無
AFPやCFPを名乗るには、日本FP協会での資格登録手続きと会費の支払いが必要になります。
FP技能士の場合、学科試験と実技試験に合格すれば、特に手続きをすることなく「FP技能士」を名乗ることができるようになります。
一方、AFPとCFPは、それぞれの試験に合格しても、名乗ることはできません。
合格後、期限内に資格登録手続きを行い、その際に日本FP協会に入会することで、初めて「AFP認定者」や「CFP認定者」を名乗ることができるのです。
日本FP協会に入会するには、入会時に支払う「入会金」とその後の「年会費」が必要になります。

AFPの場合、下記の金額が必要です
・入会金:10,000円(入会時のみ)
・年会費:12,000円(毎年発生)
合格後の更新制度の有無
AFPやCFPの資格を維持するには、2年に1回の更新が必要となります。
FP技能士の場合、一度合格すれば、その後は生涯「FP技能士」を名乗ることができます。
一方、AFPとCFPは、2年に1回の更新が必要であり、これを行わなければ認定資格を失います。
更新には一定の単位の取得などが求められますが、そのための費用は自己負担です。
AFP資格が意味ないと言われる理由
FP資格の一つとして知名度の高いAFPですが、「意味がない」と言われがちです。
なぜそのように言われてしまうのか、考えられる理由を説明します。
独占業務がない
AFPには独占業務がありません。CFPやFP技能士も同じです。
独占業務がない資格は、「取得しても稼ぎにくい」と見られやすく、このことが「意味がない」と言われる理由の一つと考えられます。

とはいえ、「お金のアドバイザー」を独占業務とする資格はありません
知名度が抜群に高いFPは、独占業務がなくても信頼性の面でかなり有利に仕事ができる資格です
資格の維持の難易度が高い
世の中にある資格は、試験に合格さえすれば生涯有効なものもあります。
こうした資格は、たとえ仕事の役に立っていなくても、履歴書やプロフィールに添えることで、自身の能力の高さや努力の証を示してくれます。
しかし、AFP資格は、AFP登録の手続きを行った後も、年会費の支払いや更新を続けなければ維持できません。
支払いをやめてしまうと、失われる資格なのです。
AFP資格をうまく仕事に活用できないまま失ってしまった人や、そのような人を知っている人にとっては、AFP資格の存在を無意味に感じているでしょう。

AFP・CFP資格は、仕事にどのように生かすかまでを考えなければ、意味のない資格になります
そうなるくらいなら、FP技能士での昇級を目指すほうがいいのかもしれません
AFP資格を取得するメリット
AFP資格は、独占業務がないことや維持が難しいことから、意味のない資格だと思われがちです。
しかし、FPとして活躍したい方や、自分の価値をPRしたい方にとって、AFP資格は役立ちます。
それでは、AFP資格を取得するメリットをみていきましょう。
FP2級よりも上位のイメージを与えられる
AFPはFP2級よりも上位の印象を与えられます。AFPに登録するには、原則としてFP2級に合格していなければならないからです。
AFPになるには、原則として国家検定であるFP2級に合格していなければなりません。(合格の順序はどちらが先でも可)
そのため、AFP認定者になると、FP2級よりもさらに上位のイメージを相手に与えることができます。

FP1級やCFPは試験範囲がやたら広く、すべての知識が実務に直結する方はまずいません
そのため、実務は2級があれば十分と言われています
もし2級よりも上位のイメージで差別化したい場合は、AFPがおすすめです。
実務経験なしでもFP2級に挑戦できる
AFP認定研修を修了すれば、FP3級や実務経験がなくても、FP2級を受験することができるようになります。
FP2級を受験するには、次のいずれか1つの要件を満たす必要があります。
・FP3級に合格する
・2年以上の実務経験がある
・AFP認定研修を修了している
したがって、AFP認定研修を修了すれば、実務経験なし・FP3級なしで、FP2級に挑戦できるようになります。

認定研修さえ修了していればいいので、登録(入会費や年会費が必要な手続き)までは必要ありません!

金融業界や保険業界などで活躍できる
FP技能士と同様に、AFPもまた金融業界や保険業界などの顧客対応の分野で活躍しやすい資格です。

筆者が実際に会ったことのあるAFP登録者には、信託銀行で相続の相談対応をしている方や、保険の総合代理店の窓口で保険相談業務を行っている方がいました
いずれの方も名刺に「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」と「AFP」が併記されており、FP資格をよく知らない顧客にもプロフェッショナルな印象を与えやすいなと思いました。
FP専門誌で情報のキャッチアップができる
AFPやCFPになると、「FPジャーナル」が年4回届くようになります。
AFPやCFPになるには、日本FP協会の会員になることが必要です。
会員になると「FPジャーナル」という会報誌が、1月、4月、7月、10月に届くようになります。
FP専用であるため、業務に関係の深い社会の変化を効率的にキャッチアップできるようになります。
CFP資格を受験できるようになる
AFP認定者になると、CFP試験に挑戦できるようになります。
CFP資格は、世界25カ国で導入されている資格制度であり、国際的な信頼が期待できるお金の資格です。
つまり、世界水準となるFPサービスを提供できる証明となる資格であり、「AFP」や「◯級FP技能士」にはないイメージを与えることができます。

FP2級や1級の合格者であっても、CFPに挑戦することはできません
かならずAFP認定者の登録を受ける必要があります
FP1級試験が有利になる
AFP認定者になることは、将来的にFP1級合格を目指す方にとってもメリットがあります。
CFP試験に合格した場合、FP1級における難関となる「学科試験」を受けずに、その次の「実技試験」からスタートできるようになります。

実技試験の合格率は9割ほどで、筆者も受験しましたが全然むずかしくありません。つまり、学科試験こそがFP1級の実質的な最終試験です。
CFPに合格すれば、なんとこの試験をパスできるのです。
CFPに合格するには、AFP登録が必要です。つまりAFPになればFP1級試験も有利に進められるのです。
「CFP試験に合格できる実力者なら、FP1級の学科はそれほど難しくないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
CFP試験とFP1級の学科試験は、試験範囲は同じでも、試験方法が違うため攻略法が異なります。
詳細は省きますが、FP1級の学科試験に合格するには、まとまった勉強時間を確保して集中して取り組まなければなりません。
働きながら合格を目指す場合、FP1級のほうが大変です。

一方、CFPは、お金はかかりますが科目ごとに自分のペースで合格できる仕組みになっています。どちらのルートでFP1級を取得しても表記は変わらないため、何も問題ありません。
AFPになるには

それでは、AFP資格を取得する方法を解説します
AFPの合格条件
AFPになるには、「AFP認定研修の修了」と「FP2級の合格」の両方を満たした上で、所定の期間内に日本FPを協会にAFP資格の登録申請を行う必要があります。
AFPの3つの合格ルート
AFP認定研修は、FP2級を取得していなくても受けることができます。
ただし、2級を取得していない場合は「AFP認定研修」の「基本過程」を修了しなければなりません。

すでにFP2級以上を取得している方であれば、「AFPの認定研修(技能士課程)」(図の真ん中のルート)のみで登録申請を行うことができます。
上記の図にはありませんが、AFPになれる特別なルートとして、大学院において所定の課程を修了するルートと、税理士・公認会計士向けの認定研修(税理士課程)を修了するルートがあります。この特別なルートでは、FP2級に合格する必要はありません。
合格後は期限内にAFP登録をする
AFPになるための登録手続きは、「FP2級の合格日」か「AFP認定研修の修了日」のいずれか遅い日の翌々年度末までに行わなければなりません。
・FP2級合格:2023年1月
・AFP認定研修修了:2023年6月
・登録期限:2026年3月末まで

CFP資格を取得したいけれどそれまでの会費をなるべく抑えたい場合、登録手続きを先延ばしにすることが考えられますが、この期限に注意が必要です
AFPをお得に受験する方法
AFPになるために必要となる「AFP認定研修」は、日本FP協会から認定を受けた複数の研修から、自分で選ぶことができます。
できるだけ費用を抑えて合格したい場合は、アーティスソリューションズさんの「資格対策ドットコム」の認定研修がおすすめです。


筆者がこの研修を選んだ理由は、価格の安さと自宅で完結できる手軽さでした
FP2級に合格してからAFPに挑戦する場合、2級レベルの教材はすでにお持ちのはずです。
そのような方は、「AFPのためとはいえ、また同じレベルの教材を買うのはちょっと…」という気持ちではないでしょうか。

筆者はそんな気持ちでした



筆者のように、FP2級以上に合格されている方、つまり「技能士過程」の修了でAFPになれる方は、資格対策ドットコムのeラーニングで合格すれば、安価でムダがありません!本当におすすめです

ぜひ公式サイトで価格をチェックしてみてください!
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「基本課程」と「技能士課程」の違い
AFP認定研修には、「基本課程」と「技能士課程」があります。
すでにFP2級以上を取得している方であれば「技能士課程」、それ以外の方は「基本課程」となります。
資格対策ドットコムがおすすめな理由
AFP認定研修の内容や価格は、実施機関によってかなり違います。
資格対策ドットコムの場合、eラーニングならではの手頃な価格でありながら、合格までに行うことは非常にシンプルに整理されていて、ストレスなく合格まで進められました。
FP2級以上の方に特におすすめな理由
もし、すでにFP2級以上に合格している方がAFP(技能士課程)を受ける場合、「あまりコストをかけたくないな…」という思いがあると思います。
なぜなら、AFPのレベルはFP2級と同等です。
お金をかけてしっかり学び直すのは悪いことではありませんが、AFP認定研修の範囲は、すでに勉強したFP2級の内容と重複しているのです。
もし、CFPに挑戦するためにAFPを取得するのであれば、いずれ新しいテキストも必要になりますし、高額なFP会員の登録費用やCFP受験料の支払いも待っています。
すでに合格レベルにあるAFPはなるべく安価に取得し、これから挑戦するCFPにお金をかけたほうが合理的なのです。
もし同じ考えをお持ちの方なら、資格ドットコムの認定研修なら後悔がないと思います!
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「冊子版の学習テキストあり・なし」が選べますが、筆者はさらに安価にすべく「なし」を選びました

ちなみに、FP総論という100ページくらいのテキストはどちらを選んでも届きます
FP2級未取得の方にもおすすめできる理由
FP2級が未取得である場合、AFPは「基本課程」を選ぶ必要があります。
「基本課程」では、FP2級とAFPをセットで学びます。
そのため、どの認定研修を選んでもボリュームがあり、価格は「技能士課程」の数倍です。
それでも、資格対策ドットコムの「AFP認定研修(基本課程)」の価格は比較的安いです。
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「講義動画なし」を選べばさらに安くなりますが、価格差はあまり大きくないようです
どちらを選んでもよいでしょう
資格対策ドットコムでAFPを取得する流れ

資格対策ドットコムによる認定研修がどのような感じで進むのかも知りたいですよね
筆者が実際に資格対策ドットコムのeラーニングでAFP認定研修を受けた内容を簡単にまとめてみました。
数年前の内容を思い出しながら作成していますので、違うところがあったらすみません……
内容は技能士課程のものになります。
申し込みから1週間ほどで教材が届きます。
eラーニングにログインし、択一式の問題を解きます。合格ラインは60点以上で、合否はその場でわかります。難易度は、FP2級の基本的な問題といった印象です。
eラーニングから提案書の様式(WordとExcel)をダウンロードし、送付された課題の冊子を読み込んで、ダウンロードした様式にしたがって解答を作成します。
ファイル名を指定されたものに整えて、eラーニング上の提出フォームにアップロードします。
採点が終了し、eラーニング上で結果を確認できるようになります。60点以上で合格です。総得点がわかるのみであり、どこが間違っていたかなどはわかりませんでした。結果が確認できるようになるまで10日ほどかかるとの説明でしたが、私のときは数日でした。
後日、AFP認定研修修了証明書が郵送されます。
\ 公式サイトのリンクです /
AFP認定研修の内容や価格をしっかり比べたい方は、日本FP協会の公式ホームページで、他の認定研修の公式サイトも確認しましょう。
それでも認定研修の費用が高いと感じたら…
認定研修の基本課程の費用は、いくらeラーニングで安価に抑えているといっても、ややお高めです。
そう感じられた方は、先に市販テキストでFP2級に合格し、「技能士課程」でAFPを受けることでコストを抑えられます。
ちなみに筆者には、全級で使ったおすすめの市販テキストと問題集のシリーズがあります。(このテキストによる独学でFP全級に一発合格しています。)

筆者はFPとして全然優秀ではありませんが、「コスパよく1級まで取得した選手権」(?)があれば、優勝が狙えるのではないかと思っています!
こちらの記事にて、実際に使ったテキストと問題集を紹介していますのでお役に立てば幸いです。
まとめ
AFP資格は、FP2級よりもさらに上位のイメージを与えたい方や、CFPやFP1級といった、さらに上を目指す方におすすめです。
AFPになるには費用がかかりますが、この記事でご紹介した方法であれば、おそらくもっとも安価に取得できるはずです。
後悔のない認定研修を選んでキャリアアップに役立ててください!