CFPの受験資格は2つ!申し込みの流れや注意点を解説

CFP試験の受験資格は「AFP認定者であること」、または「指定大学院で所定の課程を修了すること」のいずれになります。

この記事では、CFPの受験資格について解説します。

この記事を書いた人

1級FPライター

イシダ

プロフィール

FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定

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CFPの受験資格

CFP資格審査試験の受験資格は、「AFP認定者であること」または「日本FP協会が指定した大学院で所定の課程を修了していること」です。

どちらか一方に該当すれば、CFP試験に申し込むことができます。それ以外は問われません。

実務経験がなくても受けられるの?

なくていいよ!

学生さんでもOKなんだ!

さっそく条件を一つずつ確認していきましょう。

受験資格①:AFP認定者であること

AFPとは、日本FP協会の認定資格の一つです。

一定の要件を満たし、日本FP協会に登録申請を行うことで、AFP認定者になることができます。

一定の要件とは、「FP2級の合格」と「AFP認定研修の修了」の両方になります。

例外として、税理士または公認会計士の方は、「AFP認定研修の修了」のみで登録申請をすることができます

有資格者であるだけでなく、資格の登録者であることが必要です

じゃあ多くの人にとって、CFPを受験するなら「FP2級の合格」と「AFP認定研修の修了」の両方が必要になるんだね

そうだね!

受験資格②:指定大学院で所定の課程を修了すること

もう一つの方法では、「日本FP協会が指定した大学院で所定の課程を修了していること」です。

どの大学院でもよいわけではなく、日本FP協会が定める「CFP認定教育プログラム」を実施する大学院でなければなりません。

2026年6月現在、以下の大学院が指定されています

大学院名学科・学部
千葉商科大学会計専門職大学院会計ファイナンス研究科
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科
東洋学園大学大学院現代経営研究科
広島修道大学大学院商学研究科/法学研究科/経済科学研究科
琉球大学大学院人文社会科学研究科

日本FP協会|CFP認定教育プログラムを実施する大学院

この方法であれば、AFP認定者にならずにCFP受験資格を手にすることができます。また

多くの人にとっての受験資格は「AFP認定者」

CFPの受験資格を得る目的のみで大学院に入ることは、現実的な選択ではありません。

多くの人にとっての受験資格は「AFP認定者になること」です。

税理士や公認会計士でない人は、「FP2級の合格」と「AFP認定研修の修了」の両方が必要になるんだったよね

この方法が知りたい!

さっそく、「AFP認定者」になる方法を見ていきましょう。

CFPの受験資格 「AFP認定者」になるには

CFPの受験資格である「AFP認定者」になるには、多くの人の場合、「FP2級の合格」と「AFP認定研修の修了」の2つを満たした上で「AFP認定の登録申請」を行う必要があります。

「FP2級の合格」と「AFP認定研修の修了」は、どちらが先でも構いません。

以下、一つずつ解説します。

FP2級に合格すること

AFP認定のための要件の1つめは、FP2級の合格です。

まだFP2級に合格していない場合は、FP2級とAFP認定研修のどちらを先にするかを決めることになります。

すでにFP2級に合格済みの方は、AFP認定研修に進みます。

AFP認定研修を修了すること

AFP認定研修とは、日本FP協会の認定機関が実施する研修のことです。

課題提出で合格点を取るなどで「修了」となり、AFP登録要件の2つめを満たすことができます。

AFP認定への登録申請を行うこと

2つの要件を満たしたら、日本FP協会にAFPの登録申請を行います。

準備する主なもの

・本人確認書類(運転免許証など)

・2級合格証書の合格番号(F2や2Fから始まる番号)→1級でもOK

・AFP認定研修の受講者番号(13桁数字)

・会費等の振り替え用口座

登録申請の手続きは、オンラインと郵送のどちらでも可能です。

オンラインの場合、認定を受けられるのは受付の翌月であり、郵送より早い場合があります。

郵送の場合、月の前半(1日~15日)に申請書類が受理されれば翌月に認定を受けられますが、後半(16日~月末)になると翌々月になります。

日本FP協会|AFP資格登録手続き

このAFP登録手続きは、日本FP協会の会員登録も兼ねています

CFPの受験申し込み(出願)は、会員用のマイページから行うことになります

日本FP協会|CFP資格審査試験

AFP認定研修には3つのコースがある

AFP認定研修は複数の教育機関が提供しており、それぞれカリキュラムや費用が異なります。

基本課程・技能士課程・税理士課程の違い

AFP認定研修ならどの研修でもよいのではありません。

受講者の学習状況から、認定研修のうち、基本課程・技能士課程・税理士課程のいずれかを選ぶ必要があります。

このうち、「税理士課程」はその名のとおり、税理士や公認会計士として登録されている人のコース。本記事では省略します。

多くの方は、基本課程・技能士課程のどちらかを受講します。この2つの違いは、FP2級の合格と認定研修の修了の順番にあります。

FP2級・
認定研修の順
研修申込み時の状態研修の種類
AFP認定研修を修了
→FP2級合格
FP2級
未取得
基本課程
FP2級合格
→AFP認定研修を修了
FP2級
合格
技能士課程

つまり、認定研修を申し込む時、FP2級にまだ合格していない人は「基本課程」を、FP2級に合格している人は「技能士課程」を選ぶことになります。

図解すると次のとおりです。

基本課程」はFP2級の合格も目指す内容になっているから、使用する教科書や講義も多め。

価格もその分お高めになっているよ!

たとえば、比較的安価なアーティスソリューションズさんで比べても、基本課程の価格は技能士課程の2.8倍になっています。

【公式サイト】AFP認定研修(技能士課程)の価格はこちら

【公式サイト】AFP認定研修(基本課程)の価格はこちら

なるべく安価で早く済む研修が受けたい⋯どれを選べばいいんだろう…

認定研修の費用は、FP2級を先に取った人を対象とする「技能士課程」のほうが安くなります。

私が実際に受けた、講義なし&オンラインで課題提出がすべて完結するおすすめの研修はこちらで紹介しています。

CFP受験前に知っておきたいAFP登録の注意点

CFP受験に挑戦するためにAFP登録を行う際の注意点を解説していくよ!

特に期限に関する内容はかなり重要です!

注意点①AFP登録申請に有効期限がある

AFP登録申請には有効期限があります。

有効期限は、「FP2級の合格日」または「AFP認定研修の修了日」のいずれか遅い日から、翌々年度末(3月末)までです。

この期限内にAFPの登録申請を行う必要があります。

この期限を過ぎても、一からやり直しじゃなくて、AFP認定研修の再受講2級の再受検(学科試験免除で実技のみでまた登録できるようになるよ!

注意点②CFP出願にもAFP認定の期限がある

2つめは、CFP試験を申し込むために「いつまでにAFP認定を行う必要があるか」の期限です。

これについては、CFPの試験ごと(6月か11月か)・申し込み方法ごと(インターネットか書面か)に定められた期限があります。

参考まで、2026年度はオンライン申請で、6月試験が4月中旬、11月試験が9月中旬が期限でした。

申請期限の目安として参考にしてください!

なお、書面申請はオンライン申請よりさらに期限が早いです。

【(参考)2026年度試験のAFP登録申請期限の例】

試験申し込み方法第1回(6月実施)第2回(11月実施)
インターネット申請4月21日(火)9月17日(木)
書面申請4月3日(金)消印有効9月3日(木)消印有効

あくまで、過去の年度での例です

スケジュール感の把握のみに使ってね!

CFP試験の申し込み期間と重複しているけど、期限はAFPの登録期限のほうが早い

そうだね

でも、申請に何らかの不備があって、AFP認定が間に合わなくなったら最悪だよね…

基本的にはゆとりをもって、先にAFP登録申請のために動く感じがいいと思う!

AFPの登録申請は、試験ごと・申し込み方法ごとの期限までに済ませておく必要があります。

受験したい回が決まったら、正確な期限を日本FP協会のWebサイトで確認しておきましょう。

日本FP協会|CFP資格審査試験

注意点③課目合格の持ち越しにAFPの維持が必要に

CFP試験は全6課目あり、合格した課目は持ち越すことができます。

ただし、課目合格を持ち越すには、AFP資格を維持し続けていることが条件です。

途中でAFP資格を失うと、それまでの課目合格歴はすべて失効します。

(重要)AFPの失効例

・AFP資格を更新しなかった(2年ごとに更新が必要)

・協会を脱退した

AFP資格を更新しなければ、AFP会員から一般会員となります。

一般会員になった時点で、課目合格歴はなくなります。

更新には、15単位分に相当する研修の受講が必要です。すべて研修で取得する以外にも、講師や執筆など一部の活動も単位の換算が認められます。

協会の脱退については、自主的な脱退だけでなく、協会のルールを破るなどで強制脱退(除名処分)になることも、可能性としてはありえます。

この「更新」を続けられるかどうかがポイントだね

ほんとにそう!

再びAFP認定を受けても、失効した課目の合格は復活しないので注意だよ

注意点④AFP資格を維持するには費用がかかる

最後はコストの話です。

AFP認定者となり、そのAFP資格を維持するには、入会金と年会費の支払いが発生します。

・入会金 10,000円(入会時のみ)

・年会費 12,000円

また、2年ごとの資格更新のため、15単位を取得する活動(研修の受講など)の費用は、自己負担になります。

日本FP協会の公式サイトでは、15単位の取得を1万円~1.5万円ほどで行うモデルケースが紹介されていますので、費用感の参考にしましょう。

日本FP協会|AFP資格継続教育単位取得のモデルケース

つまりAFPになった後は、年会費12,000円と研修の費用が、維持費としてかかるんだね

FP1級の学科試験の免除が目的なら、6課目を早めに取ることで、AFPの更新前に1級に合格し、資格更新せず脱退…という手もあるよ

CFP試験に合格したらどうなる?

CFP資格審査試験は6課目あり、課目ごとに合否が判定される課目合格制を採用しています。

そのため1度に6課目合格を目指してもいいし、1課目ずつ受験して6課目合格を目指してもよいことになっています。

6課目すべてに合格したあとは、2つの選択肢があります。

①CFP認定者になる道

1つめは、CFP認定者になる道です。

6課目合格後にCFPエントリー研修を修了し、通算で3年以上の実務経験を満たすことでCFP認定を受けられます。

実務経験の「通算3年」は、試験合格前10年からCFP認定日までの間の実務経験がカウント対象になります。

足りない分はどうするの?

一定の大学院の修了や、大学・大学院での関連分野の教育活動に従事していた期間も最大2年分としてカウントできるよ

ないけど

それなら、実務経験とみなされる研修で代替する方法になるよ

1時間分の研修が1か月とみなされるので、3年分なら36時間分の研修になるね

精神と時の部屋かな?

②FP1級技能士になる道

2つめは、FP1級技能士になる道です。

CFP試験の6課目合格者であれば、FP1級の学科試験が免除されます。CFP認定を受けなくてもOKです。

ただし受験の有効期限は、全課目合格から翌々年度までとなります。

FP1級の受験資格として、CFP認定をうけるかどうかで次の違いがあります。

・CFP全課目合格者:有効期限内なら受験可能

・CFP認定者:有効期限なくいつでも受験可能

CFP認定者と全課目合格者の違い

・CFP認定者:有効期限なしでいつでも受験可能

・CFP全課目合格者:有効期限内(※)のみ、学科免除で1級FP(実技)を受験可能

(※)6課目(最終課目)の合格の翌々年度まで

CFP認定を受けない場合は、有効期限内に実施される1級の実技試験に合格する必要があります。

実技試験は、FP協会ときんざいでそれぞれ実施されており、開催回数などが異なります。

開催回数が多いのはきんざい(年3回)です。こちらの記事で違いをまとめましたので参考にしてください。

まとめ

CFP試験の受験資格は、AFP認定者であることのみです。実務経験などは問われません。

AFP認定者になるには、FP2級の取得とAFP認定研修の修了が必要です。

AFP認定研修の費用や研修時間をなるべく抑えたい方は、先にFP2級を取得し、AFP認定研修の「技能士課程」を選ぶのがポイントです。

私が実際に受けたAFP認定研修を、こちらの記事でレビューしています

低価格の研修を選んで大丈夫なんだろうか…」と思っている方には、きっと参考にしていただけると思います!