記事内のリンク先のサービス利用等により、当サイトに収益の一部が還元されることがあります。
FP(ファイナンシャルプランナー)を履歴書に書くとき、具体的な書き方や、書いたら相手にどう見えるのかは正直気になりますよね。

応募する仕事にFPが直接関係ないから、履歴書に書いていいのか気になる…

関係する企業でも「3級だとどう見られるかが気になって書きづらい」お悩みもあると思います。
私も3級のときに転職活動をしていたのでわかります…
この記事では、FP(1級・2級・3級)、AFP、CFPの履歴書への書き方や、3級も履歴書に書くべきか、勉強中はどうすべきか等を解説します。

1級FPライター
イシダ
FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定
FP(ファイナンシャルプランナー)の履歴書の書き方

まずは履歴書への基本的な書き方から確認していきましょう。
FPの正式名称は「◯級ファイナンシャル・プランニング技能士」
履歴書にFP資格を書くときは、正式名称である「◯級ファイナンシャル・プランニング技能士」と記入します。
①等級(1級・2級・3級)、②職種名(ファイナンシャル・プランニング)、③技能士の3点を、この順で書くことがポイントです。

「技能士」を名乗る場合、職種名と等級をあわせて表示することが法令で義務づけられているためです(職業能力開発促進法第50条)。
たとえば、FP2級であれば、次のように記入します。
記入例:◯年◯月 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 合格
「FP2級」、「2級FP」、「ファイナンシャルプランナー」などは、資格の正式名称ではありません。履歴書では避けましょう。
実技検定の「業務名」を加えることもできる
FPの合格証書をよく見ると、「検定職種 ファイナンシャル・プランニング」のあとに受検した実技検定の「業務名」がカッコ書きで加えられていると思います。
履歴書を書くときに必須なのは「等級+職種名+技能士」ですが、必要に応じて、合格した実技の業務名を加えることもできます。
たとえば、次のような書き方です。
記入例:◯年◯月 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(生保顧客資産相談業務) 合格
業務名は、合格証書や受験した実技検定の名称を参考にしてください。
| 等級 | 日本FP協会 | 金融財政事情研究会(きんざい) |
|---|---|---|
| 1級 | 資産設計提案業務 | 資産相談業務 |
| 2級 | 資産設計提案業務 | 個人資産相談業務 中小事業主資産相談業務 生保顧客資産相談業務 損保顧客資産相談業務 |
| 3級 | 資産設計提案業務 | 個人資産相談業務 保険顧客資産相談業務 |
たとえば、保険業界への応募で保険に関する業務名が書かれていれば、面接などでなぜこれを選んだのか質問してくれるかもしれません。そうなれば、自分の考えをアピールするチャンスです。
FPと関連のない業界への応募であれば、好意的な反応は見込めないかもしれません。しかし、その業務(実技検定)を選んだエピソードなどを持っているのであれば、話のきっかけとして記載しておくのも手です。
「FP2級」などを追加するのも可
「FP」や「FP◯級」という一般的な呼び方を追加することも認められます。
たとえば、次のような書き方です。
記入例:◯年◯月 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)合格
FP資格になじみのない業界の場合、「ファイナンシャル・プランニング技能士」よりも「FP〇級」のほうが聞き覚えのある採用担当者もいるかもしれません。そのため履歴書に追加すると、何の資格なのか伝わりやすくなります。
銀行、証券、保険など関連業界であれば必要ありません。
日付け(年月)は合格証書の日
履歴書に記載する日付け(年月)は、合格証書に記載されている合格日を記載します。検定を受けた日ではありません。
年については西暦と和暦のどちらでも構いませんが、学歴・職歴欄で使用した書き方に統一すると丁寧に見えます。
末尾は「合格」
FP技能検定の場合、末尾は「合格」です。
FP技能検定(FP〇級)について定めている職業能力開発促進法には次の条文があります。
第49条 技能検定に合格した者には、(中略)合格証書を交付する。
これにより受検者に与えられるのは「合格」であり、交付される証書も「合格証書」となります。

解説のために条文を確認しましたが、迷ったときは手元にある「〇〇証書」の「〇〇」に合わせればOKです。FPの場合は「合格証書」なので「合格」。
運転免許証なら「免許(取得)」といった感じです。
無関係な業種や3級でもFPを履歴書に書くべきか

無関係な業種への応募や、合格しているのが3級のみであっても基本的には履歴書に書くべきです。
評価するかは採用側が決める
FPと直接関係のない業種であっても、3級を書いて損をする理由はありません。
評価するかどうかを決めるのは相手です。
書く側が「どうせ評価されない」と先回りして、自分の資格を消す必要はないでしょう。

私も経理職への応募で履歴書にFP3級と書いたことがあります。面接の感触からするとFP3級は評価されていなかったと思いますが、それでも内定をもらえたので、少なくともマイナスにはならなかったと思います。
FPに関連する業種に履歴書を送る場合、「FP3級だと履歴書に書くのは恥ずかしいのでは?」と考えるかもしれません。
しかしFPを要する業種であれば、書かなかったとしても、面接などでFP資格の有無について質問される可能性があります。それなら最初から自分で履歴書に書き、質問されたときに説明できるよう準備しておいたほうがよいです。
履歴書に資格を書かないほうがいいケースも

手持ちの資格をすべて履歴書に書くことによる数少ないデメリットといえば、採用後、会社からその能力を期待される可能性があることです。
たとえば、営業職を経験するために転職しようとしている人が、IT系の高度な資格や前職でのシステム担当経験を詳しく書いたとします。
そうすると、本人は営業の仕事がしたいのに、もし入社したあとでIT人材が不足していれば、「システムにも詳しいなら、こちらもお願いしたい」と頼られることがあるかもしれません。
FP資格も同じです。「ぜったいに顧客相談の仕事はしたくない」という場合は、あえて書かない選択肢もあります。
FPは「勉強中」でも履歴書に書けるのか
FP資格について、履歴書に「勉強中」などと書いてもよいものでしょうか。
個人的には単に勉強しているだけであれば、履歴書には書かないほうがよいと思います。

あえて「勉強中」と履歴書に書く意味があるとすれば、以下のようなケースではないかと思います。
- 応募先がその資格の保有者を優遇・推奨している
- 受験日が決まっており、応募日に近い
- 合格見込みがある(重要)
具体例:
・「FP2級以上の保有者を優遇」とする求人に応募する
・FP2級を来月受検する予定であり、学習も十分に進んでいる
・しかし、試験結果を待っていると求人の募集が終わる可能性がある
このような状況であれば、他の資格から一行空けるなど区別した上で、次のように履歴書に記載する意味はあると思います。
記入例:
(一行空けるなどし、他の資格と区別)
2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 ◯年◯月◯日受検予定
評価されるかどうかはわかりませんが、他の求職者の応募状況によっては、参考にしてもらえる可能性があると思います。
企業の採用では何を見られている?選考情報を集める方法
昨今は求人情報だけでなく、その企業で実際に働いたことのある元社員の口コミなどから情報収集がしやすい時代になりました。
気になる会社や業種を見つけた方にとって、次に知りたいのは、その企業や業種に実際に採用された人の選考に関するリアルな情報だと思います。

もし、新卒での就活以降、就職関連の情報収集をしていなければ、かつての感覚では対応できなくなっている部分もあるかもしれません

また、他業種への転職になると、その業種ならではの選考情報を入手することも大切です!
こうした情報収集におすすめなのが、特定の企業のリアルな選考体験談や転職体験談が読める就活サイトの利用です。
おすすめはこちらのサイトです。
実際に採用された人が書いた、面接での質問や事前にやっておくべき対策などの体験談を読むことができます。
掲載されている企業・職種の数は8,000件以上で、選考体験談は3万件以上あります。これが無料登録後、すぐに読めるようになります。

具体的な行動・目立った行動をまだ起こしにくい状態の方にもおすすめです!
・「プロに直接相談する」「現役の社員や元社員を紹介してもらって情報収集する」などの行動は、状況的にハードルが高い方
・気になる企業や職種でどのような選考が行われているのか知りたい方
・自分の知っている選考方法とのギャップがないかを確認したい方

最初は、職歴や学歴などを入力するため登録に3分ほどかかるので、「いまなら時間あるぞ」というときにのぞいてみてください!
AFPとCFPの履歴書の書き方

AFPとCFPの書き方はほぼそのままです。ただし、私の経験上、AFPやCFPを履歴書に書くのなら一つだけ絶対に準備しておいたほうがいいと思うことがあります。
AFP・CFPはほぼそのまま書ける
AFPとCFPは履歴書に、次のように記載できます。
記入例:
◯年◯月 AFP認定
◯年◯月 CFP®認定
AFP・CFPは、日本FP協会の認定資格です。
FP技能検定が「合格」であるのに対し、AFP・CFPは資格の「認定」を受ける仕組みになっています。そのため、履歴書では「合格」ではなく「認定」とします。
日付けは、認定証に記載されている年月に合わせます。
英語表記・カタカナ表記での補足も可
AFPの英語表記は「Affiliated Financial Planner」(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)、CFPは「Certified Financial Planner」(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)です。
FP資格になじみのない業界であれば、必要に応じて英語表記やカタカナ表記で補足するとよいでしょう。
使用できる表記は、日本FP協会のWebサイトで確認できます。
▷日本FP協会|CFP®マークの使用について↗(外部サイト)
「登録」より「認定」がおすすめな理由
AFPやCFPについて、履歴書に「認定」と「登録」のどちらを書くべきか迷うかもしれません。
AFPやCFP認定を受ける手続きでは、日本FP協会への「登録申請」が必要です。
AFPやCFPの認定を受けるには、資格認定会員への「登録」をしなければならないと規程に定められており、「登録」はそれを指していると考えられます。
その意味では、「登録」と書くことが間違っているわけではありませんが、あくまで「認定」を受けるための条件といえます。
また、日本FP協会の規程において、AFPやCFPについて協会は「認定」するものと定められています。お手元のAFP証書も「認定証」になっているはずです。(CFPは英語ですが、「certification」的なことが書かれているはずです。)
こうした点を踏まえると、AFP・CFPのルールを丁寧に扱うならば履歴書も「認定」がよいでしょう。後にもし資格の証明を求められたとき、提示する証書との整合性を考えても「認定」を選ぶほうが自然です。
FP技能士の資格もあれば併記する
一部を除き、AFP・CFP認定者はFP技能検定にも合格しています。その場合は、FP技能検定も併記することをおすすめします。
たとえば、次のように記載できます。
記入例:
◯年◯月 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 合格
◯年◯月 AFP認定
一般的には、「AFP」「CFP」よりもFP技能士のほうが資格名として伝わりやすいと考えられます。また、等級によって資格のレベルを直感的に理解してもらえる利点もあります。
AFP・CFPを履歴書に書くなら準備しておきたいこと
私の経験上、「FP〇級なら知っているけれど、AFPやCFPは何なの?」という人は多いです。
履歴書にAFPやCFPを書くのであれば、尋ねられたとき、どのような資格なのかを簡単に説明できるようにしておきましょう。

もし面接で質問されて答えられないと、残りの面接時間でそのことをひきずりかねません。簡単な回答例をつくってみましたので参考にしてみてください。
相手が知りたいのは、主に次の点です。
- そもそも何か
- FP技能士と何が違うのか
- どの程度のレベルの資格と考えたらよいか
CFP:日本FP協会が認定している資格。米国をはじめとする20を超える国と地域で導入された認定資格。
AFP:日本FP協会が認定している資格。CFPという国際的な認定資格の受験資格にあたる。
・最大の違いは、合格した後の扱いにある。
・技能検定は合格すれば終わりだが、AFP(CFP)は2年ごとの更新制となる。
・更新には単位が必要で、FPの勉強を続けなければ維持できない仕組みになっている。
・CFPは1級(理由:CFP試験の全6課目合格で1級の学科試験が免除されるから)
・AFPは2級(理由:AFP認定を受けるために2級合格が通常必要だから)
なお、こうした説明を求められる可能性が高いのは、FP資格との関連性が低い業界かもしれません。
応募先でAFPやCFPが評価されないことが明らかで、説明を求められると困るのであれば、FP技能検定のみ記載し、AFPやCFPはあえて書かないという選択肢もあります。
