私は学生時代に目立った学力はなく…むしろちょっと悪いくらいの頭のできなのですが、FP3級から1級まで、市販のテキストだけで一発合格できました。
飽きっぽくて何かを続けるのは得意ではないのですが、FP試験に挑戦したときは、良いテキストに出会えたことが大きかったと思っています。
今回は、独学でFP試験に挑むメリットと、私が実際に使ってみておすすめできるテキストや問題集を紹介します。

ここでの「独学」というのは、「市販のテキストを自分で読み進めて勉強すること」という意味でお伝えしていきますね
さっそくおすすめを見るなら
市販テキストによる独学のメリットをお読みになる場合は、このままお進みください。
独学合格を目指すメリット
FP試験を受けるにあたって、専門学校や通信講座で学ぶ方法もありますが、独学には2つの大きなメリットがあります。
とにかく安い
専門学校や通信講座では、数万円の受講料がかかることが多いですが、独学なら市販のテキストを数千円で手に入れられます。
出費に5〜10倍もの差が出るので、とてもお得です。
優良なテキストが増えた
FP試験は今では超人気資格となっており、テキストの種類も豊富です。
安価でも1級に合格できるしっかりした内容のものがありますので、自分に合ったテキストを選べば、低コストで効率よく学習が進められます。
独学合格を目指す時の注意点
教科書選びがカギ
最近は、わかりやすさを重視したテキストも増えており、中には漫画で解説されているものも見かけます。
ただ、注意しなければいけないのは「わかりやすいけれど試験レベルに達していない」テキストです。
入門編として使うのは良いですが、それだけで合格を目指すと、お金や時間を無駄にしてしまうかもしれません。
合格を目指すなら、合格レベルに引き上げてくれる教科書を選ぶことが大切です。
2級・1級を目指すならシリーズ統一がおすすめ
FP2級や1級の受験も考えている方であれば、市販テキストのシリーズを統一するのがおすすめです。
シリーズを変えると、注意書きの仕方や重要度に対する表現が異なり、勉強のペースが乱れることがあります。同じシリーズで勉強するほうが絶対にスムーズです。
迷ったら上位の級のテキストを確認する
FP試験で最も受験者数が多いのは3級で、教材の種類も豊富です。
もし3級や2級の教科書選びで迷ったときは、その教科書の2級や1級の品質をチェックすることがおすすめです。
上位級になると、教科書づくりの難易度も上がります。それまで図解がたくさんあってわかりやすかったのに、1つ上の教科書では説明文の羅列になっていたり、デザインが単調になっていたりすることがあるのです。
中には、最初から3級や2級までしか作られていないシリーズもあり、「次を買おうと思ったら無かった…」ということもあります。
もちろん、将来的に改良されることもありますが、今の段階でわざわざそういったものに手を出す必要はありません。
限られた勉強時間を有効に使うために、自分の目標地点までしっかりサポートしてくれる、完成されたテキストを最初から選びましょう。
FP独学合格に超おすすめの教科書と問題集【3級】
FP試験に独学で挑戦するなら、教材選びは非常に重要です。ここでは、FP3級から1級まで独学で一発合格した私が、自信を持っておすすめする教科書と問題集をご紹介します!
FP試験は「みんなが欲しかった」シリーズがおすすめ
FP3級におすすめの教科書は、TACの「みんなが欲しかった」シリーズです。私は3級から1級まで、このシリーズで合格しました。図解が多く、説明はシンプルです。試験にちょうど良い量で分かりやすくまとまっています。


表紙の色が、カラーベースなのが教科書、白色ベースなのが問題集になります。
「みんなが欲しかった」シリーズをおすすめする理由
これからFP3級だけでなく、将来的に2級や1級も視野に入れているなら、教科書のシリーズは統一することがおすすめです。
FP試験は3級が一番受験者数が多く、良質なテキストがたくさん出回っていますが、上位級のテキストで質が落ちてしまうものも少なくありません。
しかし、「みんなが欲しかった」シリーズは違います。2級・1級になっても質の高さは変わらず、試験に必要な知識をしっかりカバーしています。途中で教科書を変える心配がありません。
最初に見たときは「本当にこれで大丈夫?」と感じるくらい読みやすかったのですが、結果、この本だけで合格しているので十分でした!
「あてるシリーズ」で万全の試験対策を
試験前にさらに確実な仕上げをするなら、「あてる」シリーズの予想問題を解いてみましょう。

「あてるシリーズ」は全3回分の予想問題が入った模試であり、最新の試験に合わせて更新されます。
試験本番で狙われやすい法改正や出題傾向に対応できるようになるため、活用すれば点数を伸ばせます。私はすべての級で「みんなが欲しかった+あてる」を使いました。
もう一度みるなら
FP独学合格に超おすすめの教科書と問題集【2級】
FP2級では、試験範囲が広がり、より専門的な内容が問われます。
効率よく得点を伸ばすための教科書と問題集を選ぶことの重要性が、さらに高まります。
迷ったら「みんなが欲しかった」シリーズで決まり!
FP2級でも、私が自信を持っておすすめするのは「みんなが欲しかった」シリーズです。
説明がシンプルで、図解や表が多く使われており、難しい単元もゼロからストレスなく理解できるようになっています。
合格にちょうど良い量の情報が分かりやすくまとまっているので、ストレスなく学習を進められるはずです。


表紙の色が、カラーベースなのが教科書、白色ベースなのが問題集になります。
特に、3級から使い続けている方にはさらに使いやすいはずです。読みやすさはそのままで、内容は2級向けにアップデートされていますので、効率よく進められます。
問題集と併用するメリット
FP2級は3級よりも内容が主題頻度も難易度も上がっているため、合格ラインに到達するまで100時間から150時間くらいの時間がかかると思います。
そのため、教科書と問題集を併用して、問われやすいところを中心に、疑問を解消しながら進めることがポイントです。
教科書だけを漠然と読んでいると飽きてしまいがちですが、教科書と問題集を単元ごとに往復しながら進めることで、効率的に学習を進められます。
試験前は「あてるシリーズ」で最終チェックを
2級は出題範囲が広いため、勉強も長期になります。
そうすると問題になるのが、試験問題と法改正です。
実は、年3回の試験では、試験問題の法令の基準日が異なります。
試験月 | 法令基準日 |
---|---|
1月試験 | 前年10月1日 |
5月試験 | 前年10月1日 |
9月試験 | 当年4月1日 |
税制や社会保険制度などでは、基本的な制度の説明の選択肢の中に、あえて改正点を取り入れた選択肢を混ぜてくるため、「せっかく勉強したのに新しい制度を知らなかったせいで点数がとれなかった」ということが起こります。
そこで試験直前の対策には「あてるシリーズ」を使って、狙われやすい改正ポイントをしっかり補強しておくことがおすすめです。

このシリーズは全3回分の予想問題で作られた模試であり、最新の試験に合わせて問題が更新されるため、法改正や最近の出題傾向に合わせた対策がしっかりできます。
2級のこのシリーズでは、「◯年◯月試験をあてる」のように法改正に合わせて更新された問題集が出版されます。目標の受験日が決まったら購入するとよいでしょう。
「あてるシリーズ」の実績に注目!
私はこの「あてるシリーズ」を3級から1級まで使い続けてきましたが、特に2級は、この問題集のおかげで体感的に10点~20点くらい底上げできたと感じています。
もし迷っているなら、問題集の「的中実績」を確認してみてください。開いてすぐのページに掲載されています。PCであれば、Amazonの「試し読み」の機能で確認できると思います。
的中実績を見れば、おすすめする理由がきっと伝わると思います。商品名に偽りなしです。
もう一度みるなら
FP独学合格に超おすすめの教科書と問題集【1級】
FP1級は、難易度が一気に上がる試験です。
しかし、やっぱり「みんなが欲しかった」シリーズで基礎を固め、「あてるシリーズ」で直前対策をすれば、効率よく合格を目指すことができます。
特に、「日本FP協会のCFP試験合格」からのFP1級ルートを目指すなら、この2つのシリーズで十分対応できると思います。

私は「きんざいの学科試験合格」のルートを選びました。もっとも安く資格が取れる方法です。FP1級の合格ルートについては後半で解説しますね
教科書と問題集は「みんなが欲しかった」でOK!
FP1級試験でも、「みんなが欲しかった」シリーズの教科書と問題集で基礎固めは十分でした。
内容は、相変わらずシンプルでわかりやすく、表や図解も豊富なので、ストレスなく学習できます。
FP1級では、6つの分野の専門性が大幅にアップするため、教科書は3分野ずつをまとめた2冊に分かれます。表紙の「Vol.1」と「Vol.2」が目印です。誤って同じものを購入しないよう注意しましょう。


この2冊はかなり分厚いのですが、6つの分野に分けて勉強できるよう、計6冊に小分けできるようになっています(1冊が小さな3冊に分けられる)。必要な分野だけを持ち歩いて外出先で勉強することもできます。
1級の教科書は内容が特に充実しているので、お金に関する職に就いている方は長く使えると思います。私自身も、この教科書を使って1級に合格し、試験後も仕事で頻繁に活用しています。
問題集は1冊になります。
表紙の色が、カラーベースなのが教科書、白色ベースなのが問題集になります。
「あてるシリーズ」で効率的に得点アップ!
FP1級は、2級よりも出題範囲が大幅に広くなります。
そうすると問題になるのが、試験問題と法改正です。
実は、年3回の試験では、試験問題の法令の基準日が異なります。
試験月 | 法令基準日 |
---|---|
1月試験 | 前年10月1日 |
5月試験 | 前年10月1日 |
9月試験 | 当年4月1日 |
税制や社会保険制度などでは、基本的な制度の説明の選択肢の中に、あえて改正点を取り入れた選択肢を混ぜてくるため、「せっかく勉強したのに新しい制度を知らなかったせいで点数がとれなかった」ということが起こります。
そこで、目標の試験日を決めてから、直前の対策として「あてるシリーズ」を入手し、狙われやすい改正ポイントをしっかり補強しておくことが効果的です。

このシリーズは全3回分の予想問題で作られた模試であり、最新の試験に合わせて問題が更新されるため、法改正や最近の出題傾向に合わせた対策がしっかりできます。
あてるシリーズは、「◯年◯月試験をあてる」のように法改正に合わせて更新された問題集が出版されます。目標の受験日が決まったら購入するとよいでしょう。
的中実績もチェック!
「あてるシリーズ」を使うか迷っている方は、ぜひ「的中実績」も確認してみてください。
もし迷っているなら、問題集の「的中実績」を確認してみてください。開いてすぐのページに掲載されています。PCであれば、Amazonの「試し読み」の機能で確認できると思います。
私の場合、FP1級は合格点ギリギリでした。「あてる」をやっていなければ解けなかった問題もあったので、最後まで数問のアドバンテージをくれたこのシリーズに、本当に感謝しています。
もう一度みるなら
FP1級の合格ルートについて
ここからは、FP1級試験の合格ルートについて簡単にご説明します。合格ルートは3つあり、選ぶルートによっては、もう一冊必ず取り組んでおくべき問題集があります。
FP1級には3つの合格ルートがある
FP1級に合格するには、最終的に「実技試験」に合格する必要があります。
2級と3級では学科試験と実技試験が同時に行われますが、1級では「実技試験」が単独で行われます。
「実技試験」の受験資格を得るための3つのルートは以下の通りです。
- 「きんざいの学科試験」に合格する
- 「日本FP協会のCFP試験」に合格する
- きんざいのFP養成コースを修了する
最後のFP養成コースは、職業能力開発促進法に基づく認定職業訓練ですので、多くの人は「きんざいの学科試験」か「日本FP協会のCFP試験」の合格を目指すことになります。

私は「きんざいの学科試験」ルートを選びました。受験料が安く、当時、CFP試験の受験資格をまだ取得していなかったためです。
ちなみに実技試験は、きんざいでもFP協会でも合格率80~90%くらいで全然むずかしくありません。つまり、実技試験の受験資格を得るための、「きんざいの学科試験」か「日本FP協会のCFP試験」への合格が、事実上の最終試験といえます。
きんざいの学科試験に必要な「精選問題解説集」
きんざい(金融財政事情研究会)のFP1級の学科試験は、基礎編と応用編の2つが午前と午後で行われます。
基礎編が択一式、応用編が筆記試験(語句記入や計算問題)です。
合格基準は基礎編と応用編の100点ずつの合計200点のうち、トータルで120点(6割)正答すれば合格になります。
特に、応用編の対策には「精選問題解説集」が欠かせません。
精選問題解説集は、きんざいによる基礎編と応用編の「過去問集」になります。このうち応用編は、出題パターンを攻略すれば得点を安定させやすいので、点数を効率的に伸ばすために、この過去問集は必須といえます。
きんざいの学科試験に挑戦するなら、みんなが欲しかった、あてる、そして精選問題解説集で、対策は完璧です。
「精選問題解説集」と「あてる」の併用をおすすめする理由は、FP1級でも、2級や3級と同じように法改正や話題の制度が狙われやすいからです。これらは過去問集である「精選問題解説集」では対策できません。
また、私の場合、1級は合格点ギリギリで、「あてる」をやっていなければ解けなかった択一問題があったので、結果的に「あてる」の併用が合否を分けました。
CFP試験なら「みんなが欲しかった」+「あてる」でOK
CFP試験は6つの分野が1科目ごとに分かれており、すべて択一式です。1科目の合格率は30%~35%ほどなので、じっくり取り組める方は、CFP試験から1級合格を目指すとよいでしょう。
「みんなが欲しかった」と「あてる」はCFP試験に対応済みですので、この試験に挑戦するなら、この2つのシリーズで十分対応できるでしょう。
なお、日本FP協会のホームページにCFPの過去問と解答が掲載されていますので、そちらで出題パターンに慣らしておくとよいと思います。
もう一度みるなら
まとめ
独学者にとってテキスト選びは「講師」を選ぶのと同じですので、説明がだらだら長いものや、わかりやすいけれど試験レベルには到達していないものを選ぶと、絶対に途中で心が折れます。
「みんなが欲しかった」は質とわかりやすさのバランスがちょうどよく、「あてる」と組み合わせれば、多くの人を、心が折れる前に合格レベルに押し上げてくれると思います。
ぜひご自身に合ったテキストや問題集を見つけてください!