50代・未経験からファイナンシャルプランナーの仕事へ転職できる?FP資格と職歴を活かす方法

50代・未経験からファイナンシャルプランナーの仕事へ転職できる?FP資格と職歴を活かす方法

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50代から、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を生かせる仕事に転職できるのでしょうか。

FP資格を持っていても、関連業界で働いた経験がなければ、未経験者として転職することに不安を感じるかもしれません。

ただし、業界での経験がなくても、これまでの職歴とFP資格の両方を生かして応募できる求人は存在します。

この記事では、当サイトが独自に行っている求人調査をもとに、FP資格とこれまでの職務経験がどのように評価されているかを紹介します。

50代からFPの知識を生かした仕事を目指す方が、希望する働き方を見つけるヒントになれば幸いです。

この記事では、当サイトが関東1都6県のハローワークで独自に調べたFP関連求人の調査結果を使用しています。詳細な調査条件はFP資格を活かせる仕事調査にまとめています。あくまで傾向分析のための独自調査であり、個々の求人情報は掲載していません。

この記事を書いた人

1級FPライター

イシダ

プロフィール

FP全級を独学で一発合格(1級はきんざい学科→協会実技)/相続とタックスが得意/元・会計事務所/ Lancers金融ライタースペシャリスト認定

50代・未経験でもFPの知識を活かせる仕事はある

50代でFP関連の仕事が未経験でも、これまでの職歴とFP資格を組み合わせて応募できる仕事はあります。

そもそも、求人に年齢制限を設けてはいけないんだっけ?

募集・採用で年齢制限を設けることは、2007年10月から原則として禁止されています。

でも例外もあるんだ!

例外のひとつは、「長期勤続によるキャリア形成」のために、職務経験を問わず若い人を募集する場合です。

▷厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」

当サイトの2026年11月の調査では、FP資格を評価する求人のうち、経験不問(経験欄に記載のない求人を含む)の25件中18件(約7割)がこれに該当し、34~40歳までの年齢上限がありました。

50代の場合、未経験可・経験不問の求人は、必ずしも応募しやすい入口ではありません。

一方で、FP資格を評価する求人には、業界を問わず、これまでの営業や経理などの職務経験を「必須」あるいは「あれば尚可(歓迎)」とするものも見られます。

つまり、FP関連の仕事が未経験でも、これまで培ってきた職務経験を生かして応募できる求人があるのです。

50代でFP資格を活かせる業界に未経験で転職するなら、これまでの職務経験を活かせる求人を選ぶことが、もっとも強みを発揮できる方法です!

50代からFP資格と職歴を活かせる求人にはどんな仕事がある?

当サイトの求人調査(ハローワーク・関東圏・2026年10月11月)では、FP資格を評価するフルタイムの求人は全部で115件あり、このうち84件(約7割)で何らかの職務経験が必須または歓迎とされています。

「経験があれば尚可(歓迎)」が64件、「経験必須」が20件(業界を問わない求人は6件)です。

・FP資格を評価する求人…FP資格を採用時に「必須」または「優遇」する求人と、採用条件には含まれないものの資格手当で評価する求人の総称です。

それぞれで、実際にどのような職務経験が求められていたのかを見ていきましょう。

営業経験を活かせる求人

まずは、FP資格と営業経験が評価される求人です。

確認できた仕事求められていた経験FP資格
相続コンサルタント営業経験(必須)優遇(等級の指定なし)
相続手続きの相談・営業営業経験とFP程度の相続知識(必須)優遇(等級の指定なし)
医療・介護施設向けの法人営業営業経験(必須)優遇(等級の指定なし)
+資格手当(3級~)
土地活用営業営業経験(必須)優遇(等級の指定なし)
+資格手当(3級~)
来店型保険ショップの営業営業・金融業の経験者を歓迎優遇(1級~3級)
+資格手当(3級~)
生命保険営業法人営業の経験を歓迎優遇(2級)
土地活用・アパート建築のコンサル営業企画提案営業の経験を歓迎優遇(等級の指定なし)

いずれも業界を問わず「営業経験」を重視する求人です。

50代からFPの知識を生かせる仕事を探すなら、未経験の業界であっても、これまでの営業経験が条件に当てはまるかを確認することで、選択肢を広げられます。

経理・総務の経験を活かせる求人

FP資格を生かした転職先は、営業や顧客相談を行う仕事だけではありません。

経理や総務の経験を優遇する求人もありました。

確認できた仕事求められていた経験FP資格
不動産会社の経理事務経理経験3年以上歓迎資格手当
経営企画マネージャー候補上場企業などでの経理実務経験(必須)優遇(等級の指定なし)
税理士法人の税務会計スタッフ経理・総務の経験者を歓迎(日商簿記3級は必須)優遇(3級)

相続・税務・会計の経験を活かせる求人

相続や税務・会計の実務経験がある人には、その専門性とFP資格を組み合わせて評価する求人があります。

今回の調査では、次のような仕事が確認できました。

確認できた仕事求められていた経験FP資格
相続・生前対策コンサルタント士業事務所や金融機関での相続手続き業務などの経験を歓迎優遇(等級の指定なし)
相続・資産税コンサルタント会計事務所・税理士法人での経験を歓迎優遇(3級)
税務会計スタッフ税務会計の経験(必須。日商簿記3級も必須)優遇(3級)
税理士補助会計事務所での経験2年以上(必須。日商簿記2級も必須)優遇(等級の指定なし)

これまで相続や税務・会計に携わってきた人なら、その専門性とFP資格の両方を生かせる仕事が転職先の候補になります。

不動産・建築の経験を活かせる求人

住宅・不動産・建設は、今回の調査でFP資格を評価する求人が最も多かった分野です。

確認できた仕事と経験条件には、次のようなものがあります。

確認できた仕事求められていた経験FP資格
不動産売買仲介不動産業界での経験(必須)優遇(1級・2級)
分譲住宅営業不動産営業・住宅販売の経験(必須)優遇(等級の指定なし)
リフォーム営業住宅・リフォーム業界での営業やプランナーの経験(必須)優遇(等級の指定なし)
賃貸営業不動産の売買・賃貸・管理のいずれかの実務(必須)優遇(2級)
+資格手当(2級)
売買営業不動産売買営業の経験(必須)優遇(2級)
+資格手当(2級)
建設営業のリーダー候補建設営業または受注型営業の経験(必須。2級建築施工管理技士も必須)優遇(等級の指定なし)
建築施工管理住宅の建築施工管理・住宅業界での経験を歓迎資格手当(1級)
注文住宅の提案営業注文住宅の営業・設計・施工管理などの経験を歓迎優遇(等級の指定なし)
注文住宅営業住宅営業の経験を歓迎優遇(2級)

不動産・建築の経験がある人なら、これまでに培った専門性を生かしながら、FP資格も評価される仕事を探せます。

50代でFP関連の仕事へ転職するなら、収入の変化も考えたい

50代の転職では、収入の変化についても考える必要があります。

50代は転職で賃金が減少した人のほうが多い

厚生労働省の「令和7年雇用動向調査結果の概況」では、50代の転職者は、前職より賃金が減少した人の割合が、増加した人を上回っています。

年齢賃金が増加変わらない賃金が減少
50~54歳29.4%26.7%42.0%
55~59歳25.5%33.0%38.9%

出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概況」

もちろん、この調査はFP関連職への転職に限ったものではありませんが、50代では賃金が減少した人のほうが多いという結果です。

必要な収入が確保できるなら、仕事内容を優先する選択もある

もっとも、転職によって収入が下がることが、必ずしも悪い選択とは限りません。

50代では、住宅ローンや子どもの教育費など、大きな支出が一段落している人もいるでしょう。

FPの勉強で学んだキャッシュフロー表などで将来の家計に支障がないなら、これからは希望する仕事内容を優先する。

50代だからこそ、そんな選択ができるケースもあるはずです。

自分自身のキャッシュフロー表を作成することは、FP資格をこれから活かして仕事をする際にも役立ちます。

50代から転職した人の体験を見てみる

ここまで、FP資格と職務経験の両方が評価される求人例を確認しました。

しかし、実際に同じような状況の人が転職をしてよかったと思っているのかはわかりません。

迷いがあるときは、同じ年代で転職した人の体験談を参考にするのがおすすめです。

会員制の口コミサイト「ワンキャリア転職」なら、無料で匿名の転職体験談を読むことができます。

画面上のメニュー(スマホなら右上の三本線)の「転職体験談」から、年齢を「50代」に絞ると、同じような状況の人の体験談が見つかるはずです。体験談は無料の会員登録で読めます(登録は3分ほど)。

転職前と転職後の企業名もオープンになっていて、投稿者の業種も選択できます。

ここまでは登録なしでも読めるので、まずはのぞいてみて、気になる人がいたら登録して体験談を読むのがいいと思います。

転職に悩んでいるときは、同じような状況の人が「なぜ転職しようと思ったのか」「後悔した点はないか」などを読むと参考になると思います。