賃貸物件のベランダに鳥が来る!管理会社に相談する場合のコツや一人でも手軽にできる対策を解説

この記事をご覧になられている方は、きっと今、お住まいの賃貸物件のベランダにハトやカラスなどの鳥が飛んで来てお困りなのだと思います!

トリなんてちょっと驚かせればもう来ないでしょ

筆者
筆者

そんなに簡単な話じゃないよ

あいつら一度気に入った場所への執着が本当にすごいんだから!

やつらは、フンをしたり羽を散らかしたり、突然バサバサと飛び立ってこちらを驚かせてきたりと、私たちの生活を脅かすことばかり仕掛けてきます。

本当に笑い事ではありません

今、やつらへの怒りにふるえていらっしゃる方もいると思います!

私は当時、かなり賢いハトに執着されていました。

するどい観察眼で鳥よけ対策を攻略し、勝利の証と言わんばかりにフンを残していくようなヤツです。

印象深かったのは、手すりの上に初めてテグスを張ってみたところ、ガードが甘い箇所をたった1日で看破し、翌日その部分にわざわざフンをしていたことでした。

このフンを見つけたときには言葉を失いました…

テグスをクロスさせた理由は、平行に張るよりもなんとなく避けにくい気がしたためです…

完全にミスでした

そんなに賢いのか…

賃貸物件の場合は、管理会社に相談することができます。

また、鳥がその場所に巣をつくる前であれば、管理会社に頼らずとも一人で手軽にできる「鳥よけ対策」もあります。

賃貸物件の場合、できる対策は限られますが、やってみるとこれが意外と有効なのです。

この記事では、賃貸物件の鳥被害でお困りの方に、管理会社に相談するコツや、賃貸でも手軽にできる効果的な鳥よけ対策を解説します。

鳥よけ対策は管理会社と借主、どちらが行うべきなのか

借主には借りたスペースを管理する「善管注意義務」があります

一方、管理会社にはオーナーに委託された建物管理業務を遂行する義務があります

借り主にあるのは「善管注意義務」

賃貸物件の借り主には、「善管注意義務」があります。

善管注意義務」とは、借り主がオーナーから借りた物件について、善良な管理者としての注意を払って使用しなければならない義務のことです。

建物を社会通念上求められる程度の注意を払って使用しなければならず、それには、日ごろの清掃なども含まれます。

これを怠って、特別な清掃をしなければ取り除けない汚損やシミ等を建物に発生させた場合、この善管注意義務に違反して損害を与えたことになります。

この義務を怠って生じさせた損害については、借り主が退去時に原状回復(修理代金の支払いなど)をしなければなりません…

では、鳥よけについてはどうでしょうか。

鳥のフンを放置した場合、鳥が「ここは安全な場所だ」と認識し、被害が加速することがあります。

その結果、ベランダの床がフンや羽だらけになったり、設置された器具が故障したりすることが考えられます。

こうした損害は、鳥のフンを放置した借り主の責任になる可能性があります

借り主が管理義務を怠って発生した可能性が、少なからずあるためです。

物件を借りる前から鳥被害が始まっていたなどの事情があれば、話は変わってくるようです。

ベランダ等に鳥フンの清掃跡があったり、借りてすぐに鳥のフンが見られるようになった場合は、借りる前から鳥にロックオンされていた可能性があります。写真を撮って、後に説明できるように備えておきましょう

管理会社の義務

一方、管理会社はオーナーから建物管理業務を委託されています。

業務範囲は個々の契約によりますが、建物の価値や入居率を下げてしまいかねない野生動物による占拠や汚損が好ましくないのは、管理会社も同じです。

どこまで対応してくれるかは管理会社によりますが、相談してみる価値は十分にあります。

特にマンションやアパートのベランダにくる鳥は、一件の入居者が対応しても、ターゲットをお隣さんなどに変えることがあります。

それがもし不在がちな家や空き室であれば、そこはもう鳥たちのパラダイスです。

鳥に困ったときは管理会社に早めに伝えたほうが、管理会社にとっても良い場合があるのです。

ちなみに私のところで鳥よけ対策を実施したところ、数日後、お隣さんのベランダでも鳥よけが始まっていました

うちのハトが申し訳ない…

まとめると、ベランダを守るのは原則的には借り主の役目ですが、管理会社にも協力すべき点があります。

そのため「鳥よけ対策」では、借り主と管理会社(場合によってはオーナー)の間でコミュニケーションを取りながら、それぞれができる範囲内で対応していくことになります。

鳥よけ対策を管理会社に相談する時のコツ

実際に私が管理会社に相談したところ、安価な鳥よけグッズの設置や、本格的に鳥よけネットを設置する際に人手が必要であれば手伝いが可能であると回答してくれました

どこまで動いてくれるかは、管理会社の方針やオーナーとの契約内容によるところなので、もしかすると期待はずれでがっかりすることもあるかもしれません。

それでも、相談してみる価値はあります。

もし管理会社に動いてもらいたい場合は、次の内容を意識的に伝えると良いと思います。

具体的な支援が必要であることを伝える

鳥よけ対策について管理会社に「どうしたらいいか」と漠然と相談してしまうと、おそらく一般的な鳥よけ対策のやり方についてアドバイスをしてくれるだけで終わってしまうと思います。

「どうしたらいいか」ではなく「(こういう対策をしたが解決しないので)具体的な支援が欲しいです」という意思を伝えたり、「管理会社で何か対応をしてもらうことは可能ですか」とストレートに尋ねたりしたほうが、話が早いです。

私も、具体的な状況を写真で伝えながら、お力を借りることはできないかと伝えたところ、上記の回答をもらうことができました

対応については、その管理会社の方針であったり、オーナーとの契約内容によって変わるものだと思います。あくまで参考程度にとどめてください。

とはいえ過度な期待は禁物

ただし、管理会社が期待どおりの対策をしてくれるとは限りません。

確かに、私がお願いした管理会社は安価な鳥よけグッズの設置や、鳥よけネットを張る場合の人的支援が可能と回答してくれました

ありがたいです。

ありがたいのですが、「それならもうちょっと自分で頑張る」となりました。

安価なグッズを設置してもらうために、わざわざ日時を合わせて立ち会うのも面倒ですし、鳥よけネットはお金も労力もかかるため、私の中では最終手段でした

期待していたのは、もう少し管理会社が主体的に動いてくれる感じでした。

たとえば、会社から業者に外注して、専用の忌避剤を使って建物から鳥を遠ざけてくれるとか、作業員が鳥よけネットを持参して設置してくれるとかを勝手に期待したのですが、だめでした。

とても感じのいい管理会社さんでしたが、そりゃできることとできないことがありますよね…

賃貸物件でもできる!一人で手軽にできる鳥よけ対策

賃貸物件は、鳥よけ対策を自由に行えるわけではありません。

たとえば、壁や窓枠に穴を空けてフックを取り付けてネットを張るといった、建物やその附属設備を傷つけてしまう対策はNGです。

鳥がいなくなったとしても、退去時に高額な請求を受けるようでは困ります…

ここからは、賃貸物件でもできる手軽な鳥よけ対策を紹介します!

鳥のフンを掃除する

まずは鳥のフンです。

見つけたらできる限り早く掃除しましょう。

鳥のフンを放置すると、鳥がその場所を安全だと判断してしまい、場所に執着しはじめるそうです。

清掃の際は、ゴム手袋と消毒を忘れずにしましょう!

ただし、執着されたあとは、掃除をしてもすぐにまたフンをしていきます。掃除は継続しつつ、次の対策に移りましょう。

ハトは賢いので、最初は手すりにフンをして人間の反応を見て、安全確認ができたら次はベランダの床…というように、だんだん近づいてきます

いつも同じような場所にフンをするようになったら、その近くにかなり気に入っている場所があるはずです!

音を立てて追い払う

ベランダの窓を開け閉めするなど、音を立てて追い払う対策も有効です。

鳥は安全であると認識した場所を気に入ってしまうので、人の往来があることをアピールしましょう。

賃貸物件が仕事場であれば、休憩のたびに窓を開けるなどでも多少は変わってくると思います。

ただし、夜の休憩場にされることもあるため、昼間の開け閉めでは効果がないことも…

ちなみに私はベランダの前の床に扇風機を置き、首振りモードで稼働させてみましたが、効果ゼロでした…

完全に鳩にナメられている…

光を反射するものを吊るす

しつこい鳥には、光を反射するものを吊るし、警戒させる方法が有効です。

筆者もスパイラル型のキラキラした鳥よけの棒をベランダに数本ならべて吊るしたところ、その年はハトが来なくなりました

風で揺れるたびに見え方が変わるため、おそらく動いているように見えるのだと思います。

筆者
筆者

素材は薄いプラスチックで、真ん中あたりを踏むと折れます

吊るす前の準備で地面に置かないようにしましょう(1敗)

カラフルなタイプも売っていますが、単色で揃えたほうがベランダの景観を損ねにくいかもしれません。

光を反射するテープにフクロウの写真が付いたタイプもあります。フクロウの写真は両面にあり、しかも角度によってフクロウの見え方が変わるように作られているため、鳥が光に慣れてしまう事態を防ぎます。

手すりにテグスを張る

同じ賃貸物件で2度目の春は、光反射グッズを吊るしても、ベランダの鳩フン被害がおさまりませんでした。

スパイラル棒にキラキラのテープを貼り付けて見た目を変えたりもしたのですが、効果はみられません。

2度目の春に来たハトは賢かったので、たぶん「キラキラは怖くない」と早々に見破ったのだと思います

そこで、テグスに挑戦しました

手すりから5センチから10センチほど離して平行に、細いテグスを張るのです。

ハトなどの鳥はベランダに侵入する前に手すりにとまる習性があるため、それを利用した対策になります。

テグスそのもので物理的に進行を止めるというよりも、細くてよく見えないテグスの感触でビックリさせるものになります

最初はテグスが緩すぎたり設置が下手でかわされたりしました。

冒頭で紹介した、テグスの交差した箇所にフンをされたのも、試行錯誤の途中での出来事です。

その後、テグスをよりピンと強く張ってみたり本数を増やしたりしてみたところ、ついにハトがテグスかかったようで、それから来なくなりました

私は、髙儀さん(Takagiさん)の「防鳥びっくりテグス(黒色)」と、スリーエムさんの屋外用のコマンドフックを使いました。

鳥がテグスにびっくりしているイラストが入っています

ハトにほぼ毎日ベランダを汚されてストレスMaxだったとき、このイラストが希望に見えました

スリーエムさんのコマンドフックは賃貸物件の管理会社さんに、外壁に貼れるものとして教えてもらいました。

両面テープで屋外の壁に取り付けられるタイプのフックです。

使用後の両面テープはきれいに剥がせるので、賃貸物件の外壁やベランダにも使えておすすめです。価格も安い!

私が住んでいた賃貸物件は外壁のサイディングが完全にはフラットでないタイプでしたが、何とか使えました!

テグスは最初、私の張り方があまくてハトに看破されてしまいました。

そこからテグスの本数を増やし続けたある雨の日、ベランダを見ると、ピンと張ったはずのテグスが伸びてゆるみ、フックからはずれていました。

ひと目で、ハトがかかったことがわかりました。

そして、その日からハトのフンがなくなりました…!

テグスは防衛に成功したことがわかるのも嬉しかったです

乱れたテグスを見て、それまでの泣きたい気持ちがすーっと晴れていくのを感じました……!

手すりの横に壁がないのベランダの場合は、近くにある柱状のものやエアコンのホースなどにビニールひもをぐるっと巻いて、それにテグスを通して張ってみてはいかがでしょうか。

テグスは鳥の体に触れさせればOKなので、手すりに平行でなくとも成功する可能性はあります。

ビニールひもを巻くことで、テグスを直接巻き付けるよりもテグスの節約になりますし、巻き付ける対象物にテグスの跡をつけずに済みます。

テグスは100均にもありますが、長さが80mくらいしかありません

実際にやるとわかるのですが、テグスはハトが諦めるまで追加で張ることになるため、思った以上に消費します

500mくらいで売っている防鳥専用のテグスのほうがコスパは良いです

鳥が嫌がる臭いがするものを置く

動物用の忌避剤など、鳥が嫌がる臭いがするものを置く対策もあります。

ハトなどがお気に入りの場所にフンをし、その場所の安全性を確かめる行動を逆手にとった、良い作戦だと思います。

ただし、臭いが薄まれば効果も薄まるため繰り返し置くことが必要であり、その分、コストがかかります。

鳥よけ対策の最前線はどうしても屋外になるため、実際の持続時間は風通しなどでもかなり変わってくるでしょうね…

また、他の対策にも共通することですが、慣れてしまうと効果がなくなるとも言われています。

鳥よけシートを設置する

鳥よけシート(とげ・剣山・スパイク)を手すりの上や、鳩のお気に入りの場所に敷き詰める方法です。

鳥が降り立ったり休んだりするのを防ぎ、諦めてもらう対策になります。

鳥よけシートには色々な種類がありますので、とげの素材と長さで選ぶと良いと思います。

とげの素材は鳥を傷つけないプラスチック製・樹脂製のものを選び、とげの長さは鳩が歩きにくい10センチ程度のものを選ぶとよいでしょう。

「何で鳥を傷つけることに気をつけたほうがいいの?」と思われた方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

鳥の侵入口に防鳥ネットを張る

防鳥用のネットをベランダなどに張り、広範囲で鳥の侵入を防ぐ方法です。

他の対策に比べると手軽さには欠けますが、鳥を目的の場所に物理的に近づけない対策であるため、鳥が慣れようが慣れまいが関係なく効果があります。

他の対策で諦めてくれなかった鳥にも有効です。

鳥よけネットを固定できるものがない場合は、テグスと同様に、こちらの壁に貼れるフックがおすすめです。

壁からきれいにはがせるので、賃貸物件でも使えます。

鳥が気に入りそうな場所をふさいでおく

鳥は雨風をしのげる場所を好みます。

もし鳥が気に入りそうな場所があれば、あらかじめその場所に物を置いたり、テグス・鳥よけシート・ネットなどを設置したりして、ふさいでおくことがおすすめです。

フンの場所がいつも近ければ、そのあたりにハトのお気に入りスポットがあるはずです!

すでに鳥がその場所に執着していても、その入り口をふさいでしまえばその場所は諦めてくれます。

賃貸物件のベランダに鳥がくる対策のまとめ

賃貸物件の鳥対策は、管理会社の力をある程度借りることも可能です。

ただし過度な期待は禁物であり、自分でできる対策をやったほうが早いし効果的な場合もあります。

一番効果を感じたのは、スパイラル棒とテグスです!

参考になる対策が一つでもあれば幸いです。