クラウドソーシングは稼げない?未経験から1000万円稼いだ私が9のコツを紹介

クラウドソーシングサービスに登録をして、昨年、累計報酬額が1,000万円を超えていることに気がつきました。

筆者は登録するまで何をするのかも定まっていない、まったくの未経験者でした。

この記事では、クラウドソーシングで稼げないといわれる理由や、未経験分野であったライティングの仕事を始めて累計報酬1,000万円を達成した筆者が、クラウドソーシングで未経験者が稼ぐためのコツをまとめました。

なぜクラウドソーシングは「稼げない」と言われるのか

まともな人は時給300円で働かない

「クラウドソーシングは稼げない」と言われる理由は、おそらく多くの人が稼ぐ前にやめていくからです。

このような表現をすると、まるでやめる人の忍耐力がないような言い方に聞こえるかもしれませんが、クラウドソーシングで募集されている低単価な仕事の山を見れば、普通の感覚の人はそっとブラウザを閉じると思います。

クラウドソーシングで応募できる仕事、中でもその業務の未経験者が応募できる仕事は、アルバイトなど雇用契約に基づき支払われる報酬よりもはるかに低水準の仕事ばかりです。

そうした公開案件に応募をし、普通に仕事をすれば、おそらく時給換算すると300円以下になります。

まともな感覚の人はまず続けられません。

「こんなのは今だけだ、すぐによくなる」と自分を励ましても、外出先のスーパーやドラッグストアに貼られたアルバイト募集の時給がこの3倍~4倍なのですから、すぐに「私は一体何をやっているんだ…」とまともな思考に戻りやめたくなる瞬間がやってきます。

そうならない事のほうがおかしいのです。

それでも前に進むと…

しかし、そのおかしい状態のまま仕事を続けると、少しずつ状況が変わっていきます。

筆者は現在、ライターとして独立して7年目ですが、時給換算すると2,000円~2,500円のお仕事をクラウドソーシングで継続的にいただくことができています。どのお仕事も最初は1,000円前後でしたが、知識の研鑽、作業の効率化、単価アップ交渉によって今の状態にたどり着いています。

常にたくさんの仕事があるわけではないですし、ここから社会保険料や税金を支払うわけですから会社員のようにはいきませんが、それでもご飯を十分食べて、健康や勉強などそこそこの自己投資ができる水準になります。

前に働いていた会計事務所の先生によると「どんな仕事もまじめに研鑽を続けられる人は意外と少ない」そうで、その先生から、筆者のような凡人は「続けること」によって自分よりレベルの高い人材の中でもお客様に価値を提供できるようになるということを教えていただきました。

クラウドソーシングの低単価案件のような苦行は、普通の感覚ではできません。

そのため、やり続けるだけで希少となります。

すると何が起こるのかというと、ある時、その苦行をやり続けた筆者のプロフィールを見てくれた企業から、公開案件にない「スカウト」が来るようになります。

「能力はしらんが、ここまで育てたアカウントで変な仕事はしないだろう」と企業にわかってもらえるようになったのです。

このスカウトで成果を出し続けることによって、特定の企業とのご縁をつかみ、継続的な依頼の中で仕事に関する知識や効率を高めることで、時給換算した報酬を伸ばすことができるようになります。

クラウドソーシングで未経験者が稼ぐための9つのコツ

それでは、クラウドソーシングで未経験者が稼ぐための具体的なコツをご紹介します。

依頼数の多いジャンルをねらう

筆者は特に何のスキルもなかったので、最初は簡単そうなアンケートなどの案件を見ては片っ端から応募していました。

しかし、これは良くありませんでした。

クラウドソーシングでは、いかに効率的に案件をこなせるようになるかが稼ぐための重要な要素になります。

そのため、仕事のジャンルを決めて、そのジャンルでスキルを磨いたほうが効率がよいです。

【仕事のジャンルを決めるメリット】

・スキルが積み上がるため、他の仕事でも学んだことを活かせるようになる

・業界の報酬水準やルールが見えてくる

ジャンルの決め方

経験や技術が既にある方の場合は、それを活かせるジャンルが良いでしょう。

もしそうしたものが無い場合や新しい仕事に挑戦したい場合は、クラウドソーシングサイトにアクセスし、募集中の仕事の一覧を見てみましょう。

その中で、募集件数がもっとも多いものが「旬のおしごと」です。

旬のものは、人手が足りていないことが多いので稼ぎやすいと思います。

ただし、ジャンル選びは長い目で見ることも大切です。

専門性が高く、かつ、ビジネスモデルが多様なもの(汎用性の高いもの)が息の長い仕事であるといえます。

例えば、Webデザイン、動画編集、ライティングは、企業の広告宣伝や、YouTuberやブロガーによるアフィリエイトなど、さまざまなクライアントの目的に対応することができます。また、仕事を通じて獲得した技術を使い、自分でメディアを立ち上げて収益化することもできます。

一つのクラウドソーシングに絞る

「クラウドソーシングは複数に登録すると良い仕事に出合うチャンスが増える」というようなアドバイスをよく見かけるのですが、筆者は大手1つに絞ったほうがいいと思っています。

クラウドソーシングは、単発的な依頼を受けるだけではいつまでも収入が安定しません。

継続的に高単価な依頼をしてくれる良いクライアントと出合えるかどうかが、稼げるようになるかどうかの大きな分かれ道になります。

では、未経験者がどうすれば良いクライアントに出合えるのかというと、実績を稼ぐしかありません。

実績を稼ぐには、一つのクラウドソーシングに絞ったほうが圧倒的に効率が上がります。

筆者
筆者

筆者は2つのクラウドソーシングで同時に仕事をしていました

しかし、一方で実績を増やすとそちらに集中して良い仕事のスカウトがくるようになるため、いつの間にか一本になっていました

筆者
筆者

複数のクラウドソーシングで仕事を探したほうがいいと書かれた本も読みましたが、本気で生計を立てるならクラウドソーシングは1つに絞って実績を稼ぎ、良いクライアントと早く出合うことが重要だと思いま

筆者の場合、「声を掛けてもらえる仕事の単価が高くなったな」と感じたのは、50件を超えたあたりでした。

このあたりから、あやしげな仕事を持ちかけてくるアカウントに絡まれることもなくなりました。

この50件あたりが、辛抱強く頑張るラインの目安だと思います。

未経験者の武器は実績だけですので、とにかく50件までぐっと頑張りましょう。

低単価案件からねらう

続いては、その50件の効率的な稼ぎ方です。

これも一般的なアドバイスとは違うかも知れないのですが、筆者は低単価案件をおすすめします。ライターの場合、文字単価1.5円以下でしょうか。

「低単価案件なんてやめたほうが良いに決まっている」と思われるかもしれません。しかし、実は低単価案件には効率的な部分も多いのです。

まず、低単価案件の場合、競合にベテランがいないので応募すればわりと仕事をすぐにもらえます。

また、クライアント側は大量発注している場合が多く、やりとりに慣れているため無駄な連絡をしたがりません。

しかも、いい相手にはまた(低単価で)依頼したいので、よほど変なミスや不義理をしなければ高評価をくれるはずです。

クラウドソーシングでは実績を稼ぐと同時に、それが高評価でなければ、良いクライアントへのアピールになりません。

実績数・高評価数の両方をしっかり獲得していれば、未経験者であっても経歴の代わりになってくれます

実績数を稼ぐコツとしては「1万円で10記事」の案件を1回受けるよりも「1,000円で1記事」の案件を10回受けたほうが件数は早く積み上がります。

クライアントの立場からするとまとめて発注できるほうが楽なので難しいところではありますが、もしまとめ発注と単発発注とのどちらが良いか聞いてくれるクライアントであれば、後者を選択すると良いと思います。

高単価案件に応募した時の失敗談

高単価案件にチャレンジすることは基本的には良いことなのですが、ここで筆者の失敗談をご紹介します。

ライターを始めた初期に偶然、文字単価5円超えのお仕事に当選したことがありました。

それまでは高くても1.5円くらいの案件だったため、やたら気合いが入ってしまい、何度も見返して情報を詰め込み、奇をてらった表現をばんばん入れて納品しました。

するとクライアントが納品物に対して明らかにがっかりしており、その様子がメール文からでもひしひしと伝わってきました。

筆者
筆者

本当に恥ずかしく申し訳ないことをしたと思っています…

高単価といってもライターの場合はせいぜい1文字あたり2円とか3円の差ですから、1つ高単価な案件を受けたからといって、その月の収入が劇的に変わるわけではありません。

それなのに、高単価案件を受注できたことで舞い上がってしまい、その結果、執筆に多大な時間をかけてしまったため、時間単価は通常よりもかえって低くなりました

結果的には、自分のレベルに合う案件を沢山こなして早く実績と経験を積んだほうが良かったのです。

筆者
筆者

結局、安くなってしまった仕事で、低評価1件という結果だけが残りました

クラウドソーシングの認定基準を意識する

多くのクラウドソーシングには、実績や高評価の数とは別に、人材に対する評価制度があります。

例えば、ランサーズには「認定ランサー」、クラウドワークスには「プロクラウドワーカー」、ココナラには「PRO認定」の制度があります。

それぞれのクラウドソーシングが定める一定の基準を満たす良いワーカーに対する称号であり、プロフィールにエンブレムが表示されることで、クライアントから見えるようになります。

筆者は主にランサーズを使っていますが、体感的には、こうした認定を受けた後から、人気の高い公開案件の応募で選ばれやすくなったり、良い条件のスカウトをもらえるようになりました。

クラウドソーシングで稼ぐなら、こうした優遇制度を早く利用できるようにすることは重要です。このことからも、一つのクラウドソーシングに集中して成果をあげることにはメリットがあります。

稼いでいる人のプロフィールを研究する

クラウドソーシングで公開案件に応募をして選ばれなかった時は、選ばれた人のプロフィールを見にいくことをおすすめします。

そこで、自分と一体何が違うのかを徹底的に探すのです。

特に自分よりも実績数が少ない人が選ばれた場合は、原因がプロフィールの文章内にある場合がありますので、よく観察しましょう。

その人のプロフィールにあって自分にないものは何か、また、過去の実績・評価からどのくらいの単価で稼いでいるかなどがわかるクラウドソーシングであればそれも見て、参考にできる部分を貪欲に探すようにしましょう。

すぐには見つからなくても、複数のプロフィールを観察してみることで、きっと気が付くことがあるはずです。

筆者
筆者

選ばれる人のプロフィールは情報の宝庫です

筆者
筆者

「この仕事にこんな資格があったのか」という発見があったり、「この人は何かよくわからないけどいい仕事をしてくれそう」と感じさせるプロフィールの書き方を見つけたりすることが出来ます

訪問者の履歴が残るクラウドソーシングもあります。(例:ランサーズなど)

そのため、頻繁に見に行くと相手を怖がらせてしまうかもしれません…(ログアウトしてからそっと見に行くと良いかも知れません)

専門分野でブランディングする

実績がある程度積み上がったら、専門分野によるブランティングを意識しましょう。

突然ですが、もしご自身がクライアントになったとして、投資系メディアをゼロから立ち上げたい場合、次の3人が次のようなPRをして応募をしてきたら誰を選びますか。

満足評価や仕事完了率といった実績の数だけを見れば、緑の人は決して悪くありません。

しかし、この状況では選ばれないでしょう。緑の人は何を専門にしているかわからない「何でも屋」だからです。クライアントにどんな利益をもたらしてくれる人なのかが伝わりません。

ちなみに緑の人のキャッチコピーは、筆者が使っていました

しかし、他の人のように案件にマッチした職歴や経験がない場合、何を武器にすればいいかがわからないということがあると思います。

その場合は、専門特化したライターの実績を作ります。

例えば、実際に執筆した本数クライアントにもたらした具体的な利益をアピールすることができれば、印象はぐっと変わります。さらにそのスキルを裏づける資格・検定があると最後の一押しになります。

もし緑の人のPRの内容が次のように変わった場合、会社の大切な広告宣伝費を預かっている担当者さんの心を動かすことができると思いませんか。

専門分野でブランティングすることのメリット

専門分野の実績を作るメリットは2つあります。

1つは、仕事が積み上がることです。納品物の質と作業のスピードが上がることはもちろん、購入した専門書や集めた参考資料もムダになりません。

もう1つは、クライアントにとってわかりやすい存在になれることです。

「この人が自分たちに何の利益をもたらす存在か」ということをイメージしてもらいやすくなるため、公開案件の応募などでも選ばれやすくなります。

「職業を経験していないから無理」は基本的に起こらない

おそらく未経験者が専門分野で勝負しようとして、最初に感じる壁が「その分野に直接関係のある職業を経験していないから、自分には無理なのではないか」ということではないでしょうか。

確かに、未経験者がその道10年の職業経験者と同じになることはありえませんし、2年でも3年でも、実際の経験はあったほうが良いと思います。

しかし、職業で得られる知識には、専門書や資格勉強で補える部分もそれなりに沢山ありますから、意外とどうにでもなります。

筆者
筆者

勉強して、クラウドソーシング内で実績を積み、少しずつ「専門家」に変身すればよいのです

このように表現すると「一般的な知識はそうかもしれないけれど、その職業を第一線で経験しなければ得られない、本に書いてない知識が重要だろう」と思われるかもしれません。

ところが逆にそのような希少な知識はインターネットで出回って当たり前になった瞬間、その価値を失います。

そのような希少な知識を懸けて、クラウドソーシングで勝負を仕掛けてくる者はいません。需要がある希少な知識や経験には、別の稼ぎ方があるからです。

また、職業を通じて見聞きした経験は、どう頑張っても切り売りしかできません。

無限におかわりできるものではなく、業界の情勢が変われば鮮度が落ちて劣化もします。

しかも濃い情報は守秘義務や競業避止義務も絡みます。職業経験のみで稼ぐことには、別の難しさもあるのです。

専門分野の選び方

職歴や資格と関連するものがあれば、それが一番です。

ただしそれにこだわらなくても、前述のとおり、関連する実績を積み上げていけば、そこまで差はなくなると思います。

これから専門分野を選ぶ方は、市場規模の大きい分野を選ぶことをおすすめします。

クラウドソーシングの募集中の仕事一覧をチェックして、高単価がねらえる分野を意識して応募するとよいでしょう。

公開案件の応募も継続する

クラウドソーシングでは、いつもスカウトが都合よくもらえるわけではありません。仕事の少ない時はかならずあります。

スカウトで稼げるようになったと思った時こそ油断をせずに、継続的に公開案件に応募をします。

例えば「月に1万円分だけ」と決めて公開案件に応募をしておくことで、その後、お仕事が少ないときがあればそのクライアントに助けてもらえる可能性があります。

特定の取引先にだけ頼りきってしまうとお互いによくありませんので、この活動は重要です。

筆者
筆者

低単価案件に見えても「良いワーカーがいれば高単価で継続契約したい!」という「ワーカー探し中」の方がいます

そういった新しいお客様を開拓するために公開案件は時々チェックしましょう

過去の作品を見せてもよいか聞いておく

クラウドソーシングの公開案件に応募をすると「過去の作品を見せてもらえないか」とお願いされることがよくあります。

過去の作品を見て、依頼したい仕事のイメージに合いそうかどうかを見極めることが目的です。

ミスマッチを避けられるのでお互いにメリットがあります。

しかし、クライアントとは基本的に秘密保持契約を結んでいます。また、すでに全権をお譲りしたものを別の人に無許可で見せるというのは問題がありそうですよね。

法的にどうなのかはわかりませんが、できればクライアントに過去の実績として提示してもよいかをあらかじめ確認しておくとトラブルがないと思います。過去の実績を提示できるようになると応募できる仕事の幅が広がります。

筆者
筆者

筆者はビビりなのでこのようなお願いができず、結局「見せる専用」のサンプル記事を作って対応しています

継続的に依頼をしてくれるクライアントを大切にする

クラウドソーシングで稼ぐ上でもっとも重要なことは、スカウトしてくれたお客様に満足してもらい、継続契約をしていただくことです。

例えば、ライターの場合、文字単価という見えやすい報酬があるため、クラウドソーシングを始めたばかりだと、この価格が少しでも高いクライアントが良いクライアントだと考えてしまいます。

しかし、生計を立てるためにクラウドソーシングをやるのなら、本当に大切すべきクライアントは、継続的に依頼をしてくれるクライアントです。

こうしたクライアントに出合えたなら、多少割に合わないことがあったとしても条件を飲んで継続することをおすすめします。

継続すれば、自分が慣れることによってかならず作業効率は良くなり時間単価が上がる時期がきます。

稼ぎにくさを感じたとしても、その時点で安易に見切りをつけてはもったいないです。

筆者
筆者

クライアントが継続的に仕事を依頼してくれるのは、納品された物を使って継続的に収益を上げ続けるという、ものすごいことをしてくれているからですよね

その企業が努力して開拓した販路や、スタッフさんの知恵と経験を使って、私たちの納品物を安定的にお金に換えてくれているのです

筆者
筆者

ライターなどの技術職的なクラウドワーカーは何となく「手に職がある(自分のスキルで稼いでいる)」という感覚をもってしまいがちですが、ほとんどの人がクライアントの企業努力があってはじめて稼ぐことができます

なので、それを忘れないことが大切だと思います

まとまった生活資金を確保しておく

クラウドソーシングで未経験者が最初にもらえる案件は、かなりの低単価案件になります。

独立するときはある程度の生活資金を確保するようにしましょう。

筆者
筆者

筆者は、独立して最初の2年ほどで預金が100万円くらい減りました

独立する前に、副業としてクラウドソーシングをはじめると良いと思います。

まとめ

クラウドソーシングは未経験の分野であっても、コツを理解して実績を積めばかならず稼げるようになると筆者は考えています。

最初のころは、低単価の案件しか受注できなかったり、上から目線のクライアントの言動に傷ついたり、あやしい仕事をもちかけられて辟易したりと、嫌なこともたくさんあると思います。だからこそ包み隠さず「苦行」と筆者は呼んでいます。

しかしそれでも、自分のスキル磨きのためだけに仕事をしてください。50件あたりで変わります。

クラウドソーシングの中で成長する人が増えれば、クラウドソーシングでコツコツ頑張る人に対する企業からの評価も変わってくると筆者は思っています。一緒にがんばりましょう!

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