AFPの難易度は?専用試験はなく2級合格+研修で取れる|合格率・勉強時間も解説

AFPの難易度は?専用試験はなく2級合格+研修で取れる|合格率・勉強時間も解説

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AFPの試験は難しいのか、合格率はどのくらいなのか、気になっていませんか。

AFPに専用の資格試験はありません。

FP2級に合格し、『AFP認定研修』を修了して、日本FP協会に登録することで取得できます。

つまり、すでにFP2級に合格している方なら、AFPのために新たな資格試験を受ける必要はないのです。

では、その『AFP認定研修』とはどのような研修で、どのくらいの負担があるのでしょうか。

研修には、自宅で受けられる通信講座が一般的で、提案書の作成などの課題を提出し、合格基準を満たす必要があります。

この記事では、AFPの難易度や合格率、勉強時間、試験日について説明しながら、実際にどのような課題があるのか、取得までにどのくらいの費用や期間がかかるのかを、AFP認定研修に90点台で一発合格した筆者が解説します。

AFPの難易度は?専用試験はなく、2級合格済みなら認定研修だけ

AFP資格は、FP2級の学科・実技試験に合格し、AFP認定研修を修了すれば、あとは日本FP協会への登録申請のみで取得できます。

例外的に、税理士や公認会計士、指定大学院における所定課程の修了者にはこれ以外の方法もありますが、今回は省略します。

AFP資格を取得するために必要なのは、次の2つです。

  1. FP2級の学科・実技試験に合格する
  2. AFP認定研修を修了する

このうち、「1 FP2級の合格」と「2 AFP認定研修の修了」は、どちらが先でも構いません。

先にFP2級に合格していれば、「AFP認定研修」は提案書の課題のみで終わる「技能士課程」を選択できます。

FP2級に合格している人は技能士課程を受講すればよい

FP2級以上に合格している方は、AFP認定研修の「技能士課程」を選択できます。

提案書の課題を提出し、合格基準を満たしていればAFP認定研修の修了証明書が発行され、登録手続きに進めます。

技能士課程を実施している機関は、2026年11月時点で9団体あり、受講料の最安クラスは8,700円〜8,800円です。

最高は26,000円台であり、選ぶ講座によってかなりの価格差があります。

私は最安クラスのアーティスソリューションズ(8,800円)を選び、自宅で課題に取り組みました。

採点にかかった日数も含めて、受講開始から10日で修了できています。

▷私が受けた技能士課程(8,800円~)はこちら ↗(外部サイト)

逆に、FP2級に合格する前にAFP認定研修を受講することもできます。

ただし、その場合に選択できるのは「基本課程」です。

価格は最安クラスでも2万円台からで、内容は提案書の課題に加えて、2級対策を兼ねたFP科目の講義や確認テストなどがあり、修了には1ヶ月以上かかります。

つまり、先に2級に合格していて、「技能士課程」でAFP認定研修を修了する方法なら、AFPになるための難易度はかなり下がるのです。

私が実際に10日で修了するまでの流れは、別の記事で詳しく紹介しています。

AFPの取得方法と費用

AFP認定研修には、FP2級に合格してから受講できる技能士課程と、2級合格前から受講できる基本課程があります。

取得までの流れと受講料は、次のとおりです。

AFP取得までの流れ受講するAFP認定研修受講料
FP2級合格 → 研修修了 → AFP登録技能士課程8,700〜26,620円
研修修了 → FP2級合格 → AFP登録基本課程22,000〜211,200円

※2026年11月時点の受講料。FP2級の受検手数料やAFP登録費用は含みません。

技能士課程は、すでにFP2級以上に合格している人を対象にしています。

一方、基本課程は、2級の合格を目指しながらAFP認定研修を修了したい人が利用します。

基本課程ならFP2級対策とAFP認定研修を両立できる

AFP認定研修の基本課程には、FP2級の試験範囲に対応する学習と、提案書の作成課題が含まれています。

基本課程を受講するメリットは、FP2級の試験対策を進めながら、AFP登録に必要な認定研修も修了できることです。

講座によって学習内容は異なり、テキストを使った自習が中心のものから、講義動画や問題演習、模擬試験、質問サービスなどが充実したものまであります。

比較的安価でも、資格スクールの通信講座に近い学習環境を利用できる講座があります。

こうした講座を選べば、2級の市販の教材代がいらないため、技能士課程との価格差は見た目ほど大きくありません。

さらに、基本課程を修了するとFP2級の受検資格も得られます。まだFP3級に合格しておらず、ほかに2級の受検資格がない人なら、3級試験を受けずに2級から挑戦できるのもメリットです。

つまり、FP2級の試験対策、AFP認定研修の修了、2級受検資格の取得を、「基本課程」なら一つの講座で進められます。

ただし、すべての基本課程が同じ内容ではありません。

FP2級対策としての教材・講義の充実度と受講料を比較して選ぶことが重要です。

どの基本課程なら費用を抑えながらFP2級対策にも活用できるのか、具体的な講座の比較とおすすめは次の記事で紹介しています。

FP2級合格・研修修了後はAFP登録を申請する

FP2級の合格とAFP認定研修の修了がそろったら、日本FP協会へAFP登録を申請します。

オンラインまたは郵送での手続きとなり、登録時には入会金10,000円と年会費12,000円の支払いが必要です。

AFPとして認定されるのは、協会が申請を承認・受け付けた月の翌月、または翌々月となります。

申請方法AFP認定月
オンライン協会が承認した月の翌月
郵送協会の受付日が1〜15日なら翌月
16日〜月末なら翌々月

オンライン申請の承認は、原則として申請日の翌日から3営業日以内です。

不備がある場合などは認定が遅れることがあります。

この期間は、CFP資格審査試験を目指す人にとって特に重要です。

CFP試験は原則としてAFP認定者が対象となり、試験回ごとにAFP登録申請の期限が定められています。

CFP試験を受ける予定がある人は、希望する試験回の登録申請期限も確認しておきましょう。

詳しい手続きは、日本FP協会のAFP資格登録手続き(外部サイト)で確認できます。

AFP認定研修の難易度|合格率・勉強時間

AFP認定研修の難易度として重要なのは、提案書課題の内容と合格基準です。

認定研修の共通合格率は公表されていないため、実際に何をするのか、不合格になった場合にどのような対応があるのかを確認してみましょう。

認定研修ではどんな課題が出る?

AFP認定研修の基本課程・技能士課程の両方に共通するのが、相談事例に対するライフプランに関する提案書の作成です。

事例が与えられ、受講生は、相談者の収入・支出・資産などをもとに、将来の家計の見通しを立て、希望を実現するための改善策を提案書にまとめます。

私のときの課題は、一般的な家庭の事例をもとに、将来のライフプランの改善計画を提案することでした。

提案書をゼロから自分で作るのではなく、フォーマットがあって、それに合わせて回答していく形式なので取り組みやすかったです。

将来のキャッシュフロー表(Excel)と提案書(Word)を作成し、オンラインで提出し、合否もオンラインでの連絡でした。

キャッシュフロー表は、将来の収入と支出から貯蓄残高の推移を確認するものです。そこで見つかった問題点を踏まえ、提案書に改善策をまとめていきます。

私が利用した講座では、課題用の書式はもちろん、課題の進め方が書かれた「提案書作成の手引き」が用意されていました。それを見ながらパソコンでフォーマットを埋めていけば終わるので、「何をすればいいの?」とはなりませんでした。

基本課程でも提案書の作成は必要ですが、これに加えてFP講義の受講などの修了要件があります。

AFP認定研修の合格率は?不合格になったらどうなる?

AFP認定研修には、FP2級のような全国共通の試験がありません。

日本FP協会が認定した複数の機関がそれぞれ研修を実施しており、全体の合格率も公表されていない状況です。

そのため、認定研修の難易度を判断するには、不合格になった場合の対応をよく確認する必要があります。

私が受講した技能士課程では、提案書課題の合格基準は60点以上でした。

受講期間は申し込みから1年間で、その間なら不合格になっても回数制限なく再提出できる講座でした。また、分からないところはメールで何度でも質問でき、再提出になった場合には合格に向けたアドバイスも受けられます。

提案書を完成させるための手引きとなる「AFP認定研修テキスト 提案書課題作成の手引き」に加え、作成中につまずきやすい部分を解説する動画も用意されています。

私が受講した8,800円の「冊子版学習テキストなし」のコースでも、手引きや動画はついてきます。

ついてこなくなるのは、2級レベルの学習用のテキストです(2級合格者にはいらない)。

受講期間内なら合格するまで何度でも挑戦でき、質問や教材によるサポートもあるのは、実質的に受講者全員を合格へ導くことを目指した設計です。少なくとも私が選んだ講座は、そうだったのでラッキーでした。

▷何回でも再提出できる!私が選んだ技能士課程(8,800円~)はこちら ↗(外部サイト)

AFP認定研修の勉強時間と修了までの期間

AFP認定研修にかかる時間として、技能士課程を例に、課題の作成に必要な時間と、提出後の採点期間を分けて考えます。

私が受講した技能士課程の場合、キャッシュフロー表と提案書の作成が必要でした。

あくまで私が受けた課題でいえば、作成時間は5〜10時間程度が一つの目安かなと思います。

ライフプランの作成に関する事例問題は、FPの実技試験で解いたことのある人もいると思います。

試験からあまり日が経っていない状態なら、このくらいの時間で十分対応できると思いますよ!

FP2級の勉強から時間が経っている人は、15時間程度を見込んでおくとよいと思います。

課題を提出した後は採点を待ちます。

私の場合、採点はなんと4日で終わり、受講開始から修了まで10日でした。

私が受けたアーティスソリューションズさんの採点日は、提出日から10営業日かかるとされています。それでも早いのですが、私のときはさらに早かったです。…空いてたのかも?

一方、基本課程は、提案書課題に加えてFP講義の受講や確認テストなどが用意されており、修了までかかる期間は技能士課程より長くなります。

また、AFP資格には専用の試験がないため、全国共通の試験日もありません。

ただし、AFP認定研修は原則として受講開始から1年以内に修了する必要があります。

FP2級の難易度|合格率と勉強時間

FP2級に合格していない方がAFPになるには、AFP認定研修とは別に、FP2級の学科・実技試験への対策も必要です。

ここでは、FP2級の合格率と勉強時間を確認します。

FP2級の合格率

2026年4〜8月に実施されたFP2級CBT試験の合格率は、次のとおりです。

試験実施団体合格率
学科日本FP協会50.36%
実技日本FP協会
(資産設計提案業務)
56.73%

出典:日本FP協会「FP技能士の取得者数及び試験結果データ」(日本FP協会の学科・実技)。

学科試験は、日本FP協会ときんざいで問題・合格基準ともに同じです。実技試験は日本FP協会の資産設計提案業務の合格率となります。

FP2級の勉強時間

FP2級の勉強時間は、一般的には100時間から300時間といわれています。

私の場合、仕事で税金分野と保険分野の知識があったため、約80時間で合格できました。

得意分野があれば、学習時間を短縮しやすいです。

ただ、CFPや1級は、2級の知識がベースになります。

ここで短時間合格にこだわると次がきつくなるので、より上位の試験を考えている方は丁寧に苦手分野をなくしておく、という取り組み方もあります!

まとめ

AFPには専用試験がなく、原則としてFP2級の合格とAFP認定研修の修了によって取得できます。

すでにFP2級に合格している人なら、技能士課程を修了して登録手続きへ進めます。

一方、FP2級にまだ合格していない人は、基本課程を利用して2級対策とAFP認定研修を進める方法もあります。

認定研修の難易度を判断するときは、共通の合格率ではなく、課題の内容や合格基準、再提出・質問対応などのサポートを確認しましょう。